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L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ

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L'Arc〜en〜Cielの楽曲全曲制覇を緩く目指していきます
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#yukihiro

『Promised Land』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

久々のラルク回です。 今回は『HEART』7曲目の『Promised Land』いきましょう。 この曲もなかなか変わった曲ですよね。 いわゆる往年のHRで稀に見られるハーフタイムシャッフル(?)的なリズムにUK的な演奏が載っているというか。 個人的にはL'Arc〜en〜Cielの楽曲の中でも捉え所のなさを感じる曲の一つです。 楽曲の構成順で見ていくと、まずはイントロのインパクトが大きいですよね。 yukihiroのタムをベースにして刻むリズムからは既に若干の跳ねたリズムが感

『birth!』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

アルバム『HEART』も後半に入りましたね。 今回は6曲目『birth!』です。 今まで気づいていなかったんですが、タイトルにエクスクラメーションマークがついていたんですねw 『birth』とすると何だか勢いがなく感じてしまうので、この曲の勢いを象徴するには『birth!』としておいた方が良いよなぁと今回改めて思いました。 前半5曲のシリアスな印象からここでガラッと雰囲気が変わり、底抜けな明るさを感じさせてくれるのがこの曲『birth!』です。 メンバーもこの曲がアルバムに

『虹』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲についてひたすら語っていくシリーズ)

今回は『HEART』の五曲目『虹』です。 いやぁ、ついにここまで来たのかといった感じで感慨深いですね。 まだまだ楽曲はあるので先は長いのですが、一つの区切りを迎えたような気になります。 何と言ってもこの曲は、バンドにとってもファンにとってもただならぬ意味合いを持つ楽曲ですからね。 この楽曲が発売された背景等については語り始めるとキリがないと思うので、ここでは触れないでおきます。 ただこの『虹』というタイトルについてはどうしても触れておきたいところ。 L'Arc〜en〜Ciel

『Shout at the Devil』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

『HEART』四曲目は『Shout at the Devil』です。 これはライブでも演奏されることの多い人気曲の一つではないでしょうか。 メンバー4人の直球バンドサウンドを味わうことのできる、L'Arc〜en〜Cielではある意味異色の楽曲の一つでもあると思います。 そもそもこの楽曲はパートを分けて録るのではなく、楽器隊3人が一度に演奏をする一発録りの手法で録音が行われているそうです。 その効果は顕著に表れていて、同じアルバムに収録されている他の曲と比べても、音の生々しさ、

『Singin' in the Rain』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

今回はアルバム『HEART』の三曲目、『Singin' in the Rain』です。 この曲も初めて聴いた時は驚きました。 これまでにもジャジーなテイストの楽曲はありましたが、この曲に関してはもはやジャズじゃんと。 もちろん、ジャズを愛する方からすればジャズ風の楽曲という域を出ないのかもしれませんが、素人耳にはもうジャズというジャンルに纏めてしまいたくなる楽曲です。 それくらいの異質さを感じます。 『HEART』というアルバムは割とわかりやすい直球の楽曲が多いイメージがある

『winter fall』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

今回はついに来ました、『winter fall』です。 大 名 曲 といって差し支えないのではないでしょうか。 私も並々ならぬ思い入れのある、大好きな曲です。 この曲、実はL'Arc〜en〜Cielがシングルチャートで初めて1位を獲得した曲でもあるんですよね。 そういった広いマス層に刺さるキャッチーさもありつつ、聴き込むとスルメ的な様々な要素も兼ね備えている至高の一曲だと思います。 まずこの曲のタイトル『winter fall』についてですが、これはhydeの造語らしいです

『LORELEY』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

しばらく怠けてしまっていましたが、ついに『HEART』編に突入です。 ここからはドラムがyukihiroにチェンジしており、後にまた触れる『DUNE』編まではしばらくsakuraのドラムとはお別れになりますね。 さて、まずは一曲目の『LORELEY』です。 この曲、私はめちゃくちゃ好きです。 一般的な評価ってどうなんでしょうかね? 次の『winter fall』をいち早く聴くためにスルーしてしまう人もいそうな位置にあるこの曲ですが、そうしておくには勿体無い超名曲ですよ本当に。

『賽は投げられた』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

『True』期のカップリングシリーズはこれでラスト。 今回は『Lies and Truth』のカップリング『賽は投げられた』です。 このタイトル、初見では読めませんでしたね。 賽はさいと読みます。 『賽は投げられた』というのはカエサルが言ったとされる故事成語的な言葉で、後には引き返せないという意味のようです。 歌詞と照らし合わせると、世界が終わっていく、待ったなしだというような意味なのでしょうかね。 結構重めのメッセージ性を感じる歌詞なのですが、曲調は非常に明るく、若干コミカ

『さようなら』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲についてひたすら語っていくシリーズ)

続いては『flower』のカップリングに収録されている『さようなら』です。 この曲は正直、自分の中で掴みきれていない楽曲なんですよね。 今一つ楽曲で表現したいもののゴールが捉えられないというか、曲中に組み込まれている音の意図が理解できなかったり、音のぶつかりをここに入れているのがなぜなのかが理解できなかったりといった状態で、聴き終わった後に少し釈然としない気持ちになるんです。 というとなんだか凄くマイナスなイメージに受け取られてしまいそうですが、この楽曲自体はカップリング曲の

『I'm so happy』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲についてひたすら語っていくシリーズ)

前回で『True』がひと段落したので、ここからはカップリングシリーズです。 まずは『風にきえないで』のカップリング『I'm so happy』いきましょう。 この曲はカップリングの中でも割と人気があるんじゃないでしょうか。 近年のライブでも演奏されていましたし、それで印象に残っている方も多いのではないかと思います。 作詞作曲はともにhydeで、hyde作曲特有の洋楽っぽさが随所に感じられる仕上がりになっていますよね。 実際にこの曲の創作時にはRadioheadの楽曲に似ている

『Dearest Love』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲についてひたすら語っていくシリーズ)

『True』もこれがラスト! 10曲目の『Dearest Love』まで到達しました。 これはアルバムのラストを飾るに相応しい壮大なバラードですよね。 ここからしばらく、アルバムのラストは壮大なバラードという傾向が『REAL』まで続きます。 前作の『heavenly』では勢いのある『The Rain Leaves a Scar』で幕を閉じましたが、まあこういったバラードがラストに来ると大団円といった収まり方になりますよね。 そもそもアルバムのどこに収録するかとなった時に、ラス

『I Wish』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

ようやく『True』も残り二曲。 今回は『I Wish』です。 この曲にも初めて聴いた時には驚かされましたねー。。 ここまでわかりやすくポップなクリスマスソングをやるのかと。 このtetsuya曲のキャッチーさは前作『heavenly』の『C'est La Vie』でも感じられましたが、『I Wish』はクリスマスというテーマが全面に押し出ていて、よりわかりやすい仕上がりになっていますよね。 この変化がL'Arc〜en〜Cielの更なる大衆化、マス化を象徴しているよなぁと思っ

『風にきえないで』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

今回は『True』8曲目『風にきえないで』です。 7曲目の『Lies and Truth』に引き続いてのシングル曲(6曲目も実質シングルですね)ということで、アルバムの中でも特にキャッチーで耳障りの良い曲が続くセクションになっていますね。 このアルバムでは初のtetsuya作曲の楽曲がようやく8曲目に登場です。 というかここからラストにかけての3曲は全てtetsuya作曲なんですよね。 このアルバムの後半にtetsuya作曲の楽曲が固まっている傾向は以降も続いていきます。 こ

『Lies and Truth』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

今回は『True』の7曲目、『Lies and Truth』です。 言わずと知れた超人気曲の一つ。 今気づいたんですが、アルバムのタイトルが『True』なので、この曲のタイトルと少しリンクが感じられますよね。 アルバムの1ヶ月前にこのシングルが発売されているので、『True』に向けての布石のような形で作成されたのかもなぁと想像してしまいました。 この真実とそうでないものの対比というタイトルは、後に『ark』に収録される『真実と幻想と』でも使われています。 タイトルからは何とな