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なぜ、昔と比べてうつ病患者が増えたのか?

自分が子供の頃はあまりうつ病は一般的では無かった。

が、同じ頃になってようやく週休二日制が導入されたり、その後働き方改革で残業時間もかなり減ってきた。

が、それでも最近は過労死やメンタルをやられて自殺事件が起きたり、うつ病で仕事を続けられない人が多くなっているイメージがある。

(自分自身もうつ病を持っている事もあり、心療内科の病院はいつも混雑している。)

なぜこんな世の中になってしまったのか。

当時の時代背景を考慮し、自分なりの答えを出してみた。

なお、この記事の内容は、自分の主観的な考えに基づいており、それを裏付ける根拠は存在しないので、そのあたりはご承知おき願いたい。


うつ病の歴史

うつ病という病は紀元前の古代ギリシャの時にはすでに存在していたらしい。

当時、うつ病の原因とされていたのは「胆汁が黒いから」らしい。

今の我々からしたら「は?」と思うが、当時の医学では体の部位や色等に病気の原因があると考えられていたと言われている。

そして、本格的に精神疾患の研究が始まったのは、第二次世界大戦後。

帰還兵がPTSDの症状が見られたことがきっかけと言われている。

このことを考えると、人類の長い歴史の中で精神疾患の歴史がめちゃくちゃ少ないというのが分かる。

そしてその後、アメリカでうつ病診断の基準が定められ、日本でもその基準を取り入れることになる。

その結果、うつ病患者が増加した。

ただこれはネガティブな意味では無く、そもそもうつ病の症状があるにもかかわらず、自覚もなく、医師からうつ病だと診断されていない人達がすでに沢山いたということ。

そもそも、この基準が適用される前は、うつ病の診断は医師の裁量のみで判断していたので。

バブル崩壊前の日本社会

自分がメンタルヘルスの勉強を始めて、いろいろな本を読んだりした結果、やはり「戦後復興ー高度経済成長ーバブル経済」のバブル崩壊前の時期と、それ以後のバブル崩壊後の時期「バブル崩壊ー就職氷河期ーゆとり世代ーZ世代」で大きく日本社会が変わったことに起因するのではないかと考えている。

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