近くて遠い泉岳寺
今日は、「泉岳寺浪曲会」の年末特別公演、雲右衛門お墓参り〜泉岳寺お墓参り〜浪曲会という、楽しい楽しい会、のはずでした。
私も、雲右衛門先生のお墓参りから参加させて頂く、予定でした。
私は、泉岳寺浪曲会のための荷物(通称:泉岳寺セット)を協会から運ぶ係になっていました。
前日、稽古のついでに協会から持ち帰った、泉岳寺セットを持って、家を出た、つもりでした。
中央線を降りて、山手線に乗り換えようとしたその時、ふと「あれ、何だか軽いな?」と、持っている荷物を改めて見たところ‥
ない。
大事な大事な泉岳寺セットが、何処にもないではありませんか。家を出る3分前に、視界に入った記憶はあるのに。記憶だけ持って、実物は家に置いてきたようです。
直ぐに引き返し、荷物を持って電車に乗りましたが、既に雲右衛門先生のお墓参りには間に合わない時間、どころか、泉岳寺浪曲会のための準備の集合時間にも、ギリギリかも知れない時間。
担当の実子姉さんにご連絡をして、いざ泉岳寺へ〜
品川で乗り換え、11時半前には泉岳寺へ着くはず‥でした、が、続く時は続くもので‥乗った電車が反対方向😨
あら〜‥と思っても既に遅し。
動き出した電車は、気持ち良いほどスイスイと、京急蒲田まで止まる事なく‥
電車の中で慌てても急いでも泣いても、どうにもなりません。
集合時間を少し過ぎたところで、やっと泉岳寺へ着きました。
普通に行けば40分ほどで着くところを、約2時間かけて‥
2時間と言えば、うちの師匠は片道約2時間ほど、30年近く浅草まで通っているのですが‥
分かっている2時間と、そうでない2時間の体感はちょっと違いますね‥
既に中央義士会の方々がいらしていて、準備を始めていて下さいました。
まことに申し訳ございません。
慌ただしくも、何とか、四十七士のお墓参りだけはさせて頂きました。お天気も良く、今日も、たくさんのお線香があげられていました。
お墓参りツアーにご参加された皆様は、中央義士会の先生のご案内で、面白いお話がたくさん聞けたようです。忘れ物をした自分がいけないのですが、とても残念でなりません。
今年参加出来なかった皆様も、来年は是非、ご参加くださいませ(おまえが言うな、ですが)
公演は無事、終わりました。
お墓のすぐそばで「勝田新左衛門妻子別れ」を口演させて頂くのは、いつもとはまた違う心持ちでした。
ご来場頂きましたお客様、ありがとうございました🙇🏻♀️
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