今年の〆

今日は、一般社団法人日本浪曲協会主催の冬の企画公演「今年の〆 浪曲 冬の陣」が、賑々しく開催されました。
会場は勿論、浅草は木馬亭🎠

私は出演はありませんでしたが、当日スタッフとして、参加させて頂きました。
今回の担当は国本はる乃お姉さん。
私は副担当の中間管理職?として。
出演者以外のスタッフ(浪曲では、「後見」と言います)は全部で4人。

開場前のコーナーの打ち合わせは、はる乃お姉さんを筆頭に念入りに。
あれよあれよという間に、開場時間が来てしまいました。

一同のご挨拶から始まり、いよいよ三題噺のお題を選びます。


くじ引き方式ではなく、一旦開封し、責任を持って、と言う事で、それぞれ三つのお題を選びました。
月子お姉さん、はる乃お姉さんコンビは息ピッタリ、盛り上がりました!

何と、小ゆきお姉さん、恭太郎お兄さんは、この日のために日々鍛錬を積まれたそうです。
小ゆきお姉さんは、目に入った物三つでひたすら浪曲を作り、恭太郎お兄さんは奥さまから毎日三つお題を貰って浪曲を作る日々…まるで野球の千本ノックのようです。しかも、眼には見えない球を打ち続けるという超人技。
千春さんも、お題が決まってからはひっそりと姿を消しました。千春さんは、10分ほどの台本を25分に延ばした実績があります。
期待の選手ばかりです。
その結果は…もう皆さま活き活きと、演じていらっしゃいました。

通常の浪曲も、会場の熱い空気に包まれて、いつも以上の熱演続きだったように思います!(と、私が言うと生意気なのすが)楽屋は一見和気あいあいの空気でしたが、熱い何かが飛び交っていたのを、感じました。
浪曲は、一人では出来ません。今回は直前にお題が決まりますので、稽古も出来ません。ぶっつけ本番の、お三味線の皆さまもドキドキの企画でした。
今回は、はる乃お姉さん発案、夏企画公園同様、理事会の承認を経た、由緒正しい企画でございます。
(夏の企画公演の「あみだくじ」だって、真剣に考えられて理事会を通った企画なのですよ!!)

<<本日の演目>>
一、ご挨拶、お題選び  一同
一、忠治関宿落ち 柳一、一貴
一、将軍の母   はる乃、美舟
一、徳川家康 人質から成長まで 月子、明

〜仲入り〜

(ここから三題噺です)
一、東家千春物語 千春、理緒
一、思わぬ助太刀 恭太郎、美舟
一、こゆきのしあわせ 小ゆき、貴美江

〆は富士琴美師匠!
一、人情芝居囃子 琴美、明

ありがとうございました!!





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