レガシーバーンにおけるサイドカード

最近はバーニングブリッジやらチャネラーバーンなど独自色の強い構築ばかり試していたのでちょっと外に目を向けてみた話です。

世間ではどんなカードがサイドボードに採用されているのか

基本的にそれぞれが属するコミュニティのメタに合わせて構築されるものではありますが、令和4年4月1日以降から令和4年11月6日までで晴れる屋さんに掲載されたリストから赤単バーンのサイドボードを抜き出してみました。
(ただしチーム戦のものと私のリストは除く。私のリストはエタパ以外は札幌メタ独特だったり上記のような挑戦したデッキのものが含まれるため抜きました。参考までに私が採用したカードは最後に載せます。)
リスト数は合計21、約7ヶ月という期間を考えれば数はかなり少なく、コアなファンが多い一方、現状では入賞はかなり難しいデッキなのかもしれない。(だがだからこそ燃える)

採用枚数1位

・《粉々/Smash to Smithereens》63枚
レガシーバーンの置物対策といえばこのカード、採用枚数にバラつきはありましたが全デッキで採用されていた強力なカード。
《溶融/Meltdown》や《破壊放題/Shattering Spree》を数枚採用されているレシピもありましたが、やはり破壊とバーンを併せ持つカードは強かった。

採用枚数2位

・《虚空の力線/Leyline of the Void》54枚
個人的には少し意外でしたが、墓地対策カードでは圧倒的な採用枚数のこのカード、初手で引かなければいけないということもあり、採用デッキ14の内の12が4枚投入。
その他の墓地対策カードとしては《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》、《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》、《外科的摘出/Surgical Extraction》、《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》が少しずつという感じでした。

採用枚数3位

・《赤霊破/Red Elemental Blast》31枚
対青系デッキへの対抗策であるこのカードが3位。このカードと《紅蓮破/Pyroblast》のどちらか(もしくは両方)を採用しているデッキが大半を占め、不採用デッキ数は3のみ。

採用枚数4、5位

・《乱動する渦/Roiling Vortex》
・《灼熱の血/Searing Blood》ともに24枚
ライフゲインとピッチスベルを阻害する強力なカードと生物対策が同枚数。
前者は、《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》よりも1マナ軽く、また別の役割も持てるので採用されている。(もちろん《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》を採用しているリストもある)
その他のゲイン対策カードとしては《頭蓋割り/Skullcrack》を採用しているリストもあった。
後者は追加の《焼尽の猛火/Searing Blaze》として採用されているカード。《焼尽の猛火/Searing Blaze》をサイドに落としているリストや、横に広がるデッキ対策にか《祭典壊し/End the Festivities》を採用しているものもあった。

その他

・《罠の橋/Ensnaring Bridge》
次いで採用枚数が多かったのはこのカード。デカブツ対策として採用され、リアニメイトやスニークショー相手への数少ない回答して重宝されている。
・珍しいカードたち
《血染めの月/Blood Moon》、《呪われたトーテム像/Cursed Totem》、《初子さらい/Claim the Firstborn》など

まとめ

概ね自分が予想していたものと一致していたので自分の感性が世界とズレていなかったことを知り少し安堵しました。これら上位のカードを組み合わせればとても丸く、いいサイドボードを組み上げることができると思います。
今回取り上げたカードに限らず、採用されているカードには理由があり、そしてそれがハマったため、入賞しリストが掲載されることになった。その理由を考え、自分の環境に落とし込むことができれば、今よりも一歩成長していけるのだと思います。
と、まぁバーンという狭い界隈のまとめなのであまり需要はなかったかもしれませんが自分の備忘録がてらまとめてみました、ここまで読んでいただきありがとうございました。

余談・・・自分の使用カード

《灼熱の血/Searing Blood》
《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
《外科的摘出/Surgical Extraction》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《紅蓮破/Pyroblast》
《乱動する渦/Roiling Vortex》
《粉々/Smash to Smithereens》
《罠の橋/Ensnaring Bridge》
《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》

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