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双子の世話をして思うこと

姪っ子と甥っ子が、誕生した。
二卵性の双子ちゃんで、よーく見ると違いはわかるが、パッと見はよーく似ている。

お世話をしながら、わたしにはどっちがどっちだか一瞬わからなくなってしまうこともあるのだが、母親はそれがないらしいのだ。
やっぱりお臍で繋がっていた子どもたちだからなのだろうか?

自分が子育てをしているときは、毎日がバタバタしていて、ゆとりもなくあっという間に過ぎてしまったが、こうしてゆっくりと赤ちゃんのお世話をしていると、人は元々、こんなにも素直なんだよね…としみじみ感じることができた。

してほしいことがあると、それが叶うまで泣いて訴え、満足すると、途中だろうが寝てしまう。

わたしも、きっと周りのみんなに素直に自分の訴えをしてきたはずなのに、いつの頃か、素直な気持ちを隠して生きるようになっていた。
それは、わたしの人生において、大切な手段のひとつだったのかもしれないが、それしかできなくなってしまっては、豊かさに欠けるような気がする。

人生の折り返しを過ぎて、素直な自分を表現してみるというのも、人生に彩りをもたらすいいヒントになるのかもしれない。

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