小手毬の下
今日は、久しぶりに実家に立ち寄った。
庭には真っ白な小手毬が、鈴なりに咲いていて、青空とのコントラストが鮮やかだった。
小手毬を見るといつも、小さい頃読んだ本のことを思い出す。もう、題名も忘れてしまったけれど、小手毬の下で昼寝をする小ネズミの描写だけは、今も忘れられずに残っている。
そして、その描写があまりにも気持ちよさそうで、ネズミじゃない私も小手毬のしたに潜りこみ、昼寝を試みた。。。という、そんな思い出も。
実際の小手毬の下の昼寝は、足場も悪いし、枝がチクチクしていて、寝られたものではない。
(ちなみに、レンゲ畑でも絵本と同じようにパフッと寝転んでみたが、実際はイネを切った根本が背中に当たって、こちらも寝られはしない)
こんなふうに検証してみて気持ちよさはないとわかったはずなのに、やっぱり小手毬をみると、なぜか「昼寝をしたら気持ちいい」と思ってしまうのは、本の凄さなのか。。。言葉の魔法なのか。。。
五感をフル活用して本を読んでいた幼い頃のように、また本の世界に入り込んでみたいなぁ。
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