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痛いのは生きてる証拠

※1ヶ月前に書いた日記


PMSの治療で低容量ピルをもう5年ほど飲んでいるけれど、今月はうっかり飲みはじめるのが遅かったせいか、おそらく久しぶりに排卵している。人間の、というよりおんなのからだには当然のことなのに、からだが慣れていないせいかひどく情緒不安定で、下腹がちくちくと痛い。胸は全体的に乳腺が引き裂かれるような激痛で、かんたんにいうと死んでいる。生きてるけど。

祖父が生前、幼いわたしに「痛いのは生きてる証拠」と言っていたのを思い出す。今思うとなんてスパルタ教育だろう。たしかわたしが、近所の犬にかまれて何針か縫う怪我をしたときだった。それ以来、犬がこわい。猫も、こわい。わたしの友人には犬や猫を愛するひとが多いので、なんとなく申し訳ない。痛いのは生きてる証拠。でも、あのときは毎晩泣きたいくらいに痛かったし、今も。

弱音を吐きたいけれど、Twitterでは明るいことだけつぶやきたい。仕事納め!ということばをちらほら目にするけれどわたしの仕事は一向に納まらないし、体調はさいあくだ。
わたしは、せかいが100だとしたらこだわりの「1」だけ完璧にしておきたい、面倒でクズなタイプの完璧主義なので、仕事も人生もいったん全部リセットして最初から完璧にやりなおしたい。この時間に寝て、朝6時に起きてラジオ体操なんかをして、8時ごろ出社してだれもいないオフィスできっちりといちにちの予定をたてて上から順番に終わらせていったら、スッキリする気がする。
お察しのとおり、わたしはテスト前に大掃除したくなって模様替えまでして朝4時に寝落ちするタイプである。

書きたいことがたくさんある。下書きばかりたまっていく。仕事は終わらない。せかいでわたし以外、2週間くらい時が止まればいいのにな。
いくつになっても、わたしはそんな夢ばかりみる。
小学生のころは、ひどく太っていていじめられていたので、「いまじこにあって入院したら、しゅじゅつでおなかを切ったついでに先生がおなかの脂肪をちょきちょき切ってすててくれないかな。」と本気で考えていた。そう思うと、小学生のわたしのほうがよっぽど現実的な気もする。

にんげんの性質は、変わらない。