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小説のクロッキーやってみようかなという話

もう何年も開いていなかったnoteのアカウントを引っ張り出して、何をしようというのか。自嘲しながらこの記事を書いている。

noteから遠ざかっていた数年、本当にいろんなことがあった。職場も2回ほど異動して、希望していた職場に勤務することもできた。プライベートで言えば入籍して、人妻になったりもしている。夫は優しくて、面白くて、一緒にいると笑いが絶えなくて、毎日毎日幸せだと思う。間違いなく今までの人生で一番幸せだ。

それでも、幸せだけを思う存分吸い込めないのが私という人間の嫌な部分だ。

4月からの異動先は、自分には凡そ合わないだろう業務と、やる気と真面目が服を着ているような振りかざし最強おばさんが上司にあたってしまったことで毎日毎日MPもHPも赤点滅で帰宅する。

元々他人同士がひとつ屋根の下で暮らすのは並大抵の努力では足りない。2人分の洗濯を回して干し、2人分の夕飯を作り、明日の弁当の作り置きをする。帰りの遅い夫より先に一人でご飯を食べ食器を片付ける。気がつけばもう23時を回っている。しっかり寝ないと体力の保たない私はさっさと風呂に入って寝る。好きなことをする時間もなく、自分自身をやらなければならないことの枷で雁字搦めにしてしまっていた。

一人だけならなんてことはない。自分がやらなければ全て自分のせいだ。そこに他者(よりによって自分が好意を抱いている)が存在するのが厄介なのだ。
気づくタイミングが違う。優先度が違う。
私はしなければいけないことを先にする。夫は自分がしたいことを先にする。
一人暮らしが長かったからといって、家事が(私にとって)できる人だという評価にはならないことを実感した。
好きだから期待してしまう。それに応えられないと勝手にイライラして悲しくなってしまう。それでも夫に嫌な気持ちになってほしくないから頼めない。つらいことを伝えられない。自分でやる。疲れる。イライラする。
その繰り返しだった。

我慢が限界に達して泣き出してしまったとき、夫は「◯◯が好きなことして笑ってるのが好きなのに、最近ずっと無理してるように見えてこっちも辛かった」と。

そうか。

私はやりたいことをしてもいいのか。

時間は常に限られている。私はあとどれくらいこの人と一緒にいられるのか。この貴重な時間をイライラしたり、泣いたりして浪費したくない。
やりたいことをもう少しやって、ご機嫌に過ごしていきたい。

仕事のストレスはもう災害と同じだから、逃げられるところは逃げてしまわないと身が保たない。
家の中のストレスは、2人で分担して折り合いをつけていこうと話し合い、なんとか回していけるようになったと思う。

そこでまた考える。

はて、私が好きなものは、やりたいことはなんだったかなと。

生来の持続力のなさで、転職しよう!と思って勉強し始めても続かずダラダラ今の仕事を続け、イラスト練習しよう!と思ってもソフトを購入した3日後には飽き…

そういう私が続けられてきたことといえば小学生の頃からちまちま気が向いたときにやっていた「物語を書く」ことだ。
ただ、筋金入りの飽き性なので、短編以外で完結できたものは1つくらいしかない。それに、ここまで読んでもらった奇特なあなたにはわかると思うが、下手だ。私に才能はない。

だからこのnoteは練習に使おうと思う。
売れて小説を出して印税やらnoteの収入やらで暮らしていこうとは考えていない。そもそも努力で補えるもので戦える世界ではないと思っている。ただ、自分が楽しかったり、ちょっといいんじゃない?これ、と思えるようなものを作りたい。そのための練習だ。

今考えているのは"小説版クロッキー"とでも言おうか、時間を決めてテーマになるワードを決めて短編を即興で書くというものだ。
もうどこかの誰かがやっていそうだし、こういう行為に固有名詞があれば教えて欲しいのだが、とりあえずは「クロッキー小説」という名称でやっていく。

即興だから、誤字も脱字も破綻もあると思う。途中で終わることもあるかもしれない。
そういう未完成のものを公開するということに意味があるのかはわからないが、変なことやってるやつもいるなくらいに思って通り過ぎてもらっていい。ほんの一欠片誰かの心に残ったりできれば本望である。

クロッキーにした小説は、気に入れば清書したいと思う。それはnoteに掲載するか、pixiv等の他の媒体で掲載するかは迷うところではあるが。

こういうものがnoteという媒体に合うものかどうかはわからないので、しばらくやってみて合わないなと思ったら他の媒体に引っ越すかもしれない。その前に飽きてしまうような気もするが…
まぁそれはそれでいい。

とりあえず目的は

  • 物語を書く勘を取り戻す

  • ボキャブラリーの瞬発力を鍛える

  • 楽しいと思えることをやる

  • 自分がいいと思う物語を書けるようになる

なので、下手の横好きでなんとなくやっていければそれでいい。

あとは読んだ本や漫画、ゲームの感想なんかを載せていこうかと思っている。

要は限界アラサーオタクの創作書き殴りnoteである。
ゆるくぬるく通りすがっていただければと思う。