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空色と白色
私たちの間に横たわっているもの
押入れの奥から見つめる誰かと目があいそうになった夜みたいだったし 口をきけなくなった人たちが眠っている少しひんやりとした部屋みたいだった
隙間がこわい沈黙がきらい そこには何もないから
空いて残ったまっくろな 部分 を埋めたかった
そのための部分品だった
それはただの部分品だった
思いついたものをひたすらに並べた
だから嫌われてしまうことも分かっていたはず
なのに 音なんて何でもいい 意味なんてどうでもいい
空気を震わせる色であればそれでいいんだ って きみはなんども 囁いた
言葉とは余白を埋めるための部品
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