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五月雨式なものほど

来世は〇〇になりたいって、きみはよく口にする。事あるごとに呟く。猫。くらげ。林檎飴。カマキリ。金平糖が入っていたガラス瓶。人型パソコン。ほんとはもっと沢山あるのだけど、追加されすぎて分からない。死にたがりなくせして、いったい何度、生を享けるつもりでいるのさ。ぼくがそういうときみは唇を尖らせた。そうだ、きみは愛されたがりだ。ねぇ、まだ足りないっていうの。じゃあ、ま、とりあえずさ。一緒に魚にでもなってみない?

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