20200623_k

朝起きるとHからラインが届いていた。「ありがとう」「おやすみ〜」「おはよう」。外を見ると雨は降っていない。洗濯物が溜まっていることが頭をよぎる。部屋干しにするかー。なら部屋干し用の洗剤を買わないとな。と、いたって真面目な生活のことが頭をよぎる。「おはよう」と返事をした。

午後4時半。ベットに横になりながら授業を聞いているとだんだん眠くなってくる。夢か現実か。授業の内容がリンクした夢を見ていた。ハッと目を覚ますと授業は終了していた。むくり。ちょっとした後悔とまあいっかという感情を抱えながらキッチンに向かう。最近ミネラルウォーターを買うようになった。冷蔵庫から2リットルの水を手にとる。コップに入れずに飲む。ここにちょっとしたひとり暮らしの楽しさを感じる。

外に出て、人と触れ合ったり何かをゆっくり眺めたりすることによる、テンションの上がり具合のこと。授業を寝坊し、雨の降るなか散歩に出かけた。家から徒歩15分強の場所。画一されたちょっとセンスの良い?というよりああこのラインナップね、と想像を裏切らないセレクトショップの街ができた。裏切らない真面目さはとても楽。だが、想像を掻き立てられるような驚きも少ない。B&Bでケトルの特別号を一冊買う。「みんなの大好き」。家で本を読むことができないので、それもまた近くにあって行きたかった坦々麺のお店へ向かう。ビールと青菜炒め、餃子、坦々麺のセットを頼む。1500円。店内には料理にマッチしないブルースのBGM。緑色のタイル。チグハグなのがよかった。

家に帰る前にスーパーへ寄った。これから3日前後の生活のことを想像しながら品物を手に取る。たぶん、焼うどんを作りそうなラインナップ。野菜は買わない。ちょっと歩くけど、抜群にうまい八百屋を発見したので、そこに行くことにした。八百屋だと旬の野菜を、お兄さんのセレクトで選べるので「普段だったら食べないよなこれ」をなんとか調理しながら食べるのに冒険を感じる。

雑誌の面白さは、発見にあるのではないか。その時々の状態によって、引っかかるワードが違う。ウルトラマンの話。ヤクザ映画の面白さ。zoom演劇。雑多な情報をパラパラとめくっているとあるワードが浮かび上がってくる面白さがある。何もないこともある。ジーーーっと見ているだけなのに。

ぼろ酔で家に帰る。スーパーで買ったドンタコスとウイスキーを片手に、映画「ビックフィッシュ」をみた。バリバリ。

クロックムッシュって頻繁に食べられない。