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【麻雀最強戦2024】今年はどうなる?出場プロ読者アンケート


2匹目のドジョウ

昨年に引き続き、今年も近代麻雀では麻雀最強戦2024への出場権をかけた読者アンケートを行うことになりました。
昨年は篠原冴美pが1位となり、原えりかpが出てきたりもして、何だかんだ(悪い方も含めて)盛り上がりましたし、近代麻雀も目に見えて売れただけに、
当初から今年もやるだろうなと思ってはいましたが、やはり「2匹目のドジョウ」を狙いにきましたね。


昨年からの変更は以下のとおり。

【エントリー制】
前回は近代麻雀側で選定を行ったところ、自分の名前がないと訴える女性プロ雀士が続出、その度に追加を行うというグダりっぷりでしたが、今回はそれが解消されました。
前回は相当数のエントリー者がいましたが、今回は67名とかなりスッキリしております。

なお、4月1日発売号の近代麻雀では巻頭カラーにて「エントリー選手全員の写真と意気込み」が掲載されるとのこと。


【投票期間は4ヶ月】
前回は2ヶ月間でしたが、今回はその倍に伸びたことで、前回よりも1位になるための票数が増えることは必至。
前回の原pのような一点集中は、前回ほどの効果は生まないかもしれません。



一方、前回から変更がない点は以下の通り。

【2位~9位は来年の出場権をかけた予選へ】
昨年のときは元々なかったものの、原pの台頭等々から開催へ繋がる形に。
結果、原pが見事にチャンスを掴み取って今年の麻雀最強戦に初出場することに。
少しでも「死に票」を減らしたいという思惑も当然あるでしょうけど、昨年よりも総投票数は増えそうなだけに、どこまで効果があるのやら…。


【ハガキでの投票】
これに関しては「またか…」という声がちらほら挙がってますが、
そもそもこの企画の根本にあるのが「近代麻雀の販促」なんですから、ここが変わるようなことはおそらく一生ないでしょう。
早い話が、かつての48グループの選抜総選挙のようなもので、近代麻雀はあの時のCDと同じようなもので、
範囲を広げると、ビックリマンチョコやプロ野球チップスにも通ずるものもあります。

チョコやポテトチップスはまだ食べておいしいからいいですが、
近代麻雀は食べるにしてもヤギぐらいでしょうし、読む以外の用途はほとんどといっていいほどないだけに、
選抜総選挙のときのCDのようにいずれは大量投棄されることになるでしょう。
近年の環境保全等への取り組みである「SDGs」の逆を行く、ある意味で「古き良き(?)」近代麻雀らしいやり方ではあります。


その牽制に意味はあるのか?

近代麻雀ノートでのお知らせの投稿に、こんな追記がされておりました。

選手の方へ
読者が見たいプロを選ぶ企画ですので、選手が自分で買って投票するのは企画の趣旨とは違いますのでご遠慮ください。

内容からして、前回の原pのような存在を牽制しにいってるのは明確。
ただ、前回が盛り上がった一因として原pの存在があったこともまた明確であり、
そういう存在が出てくることは「近代麻雀の販促」としても如実にプラスになるだけに、
わざわざそこを牽制する必要があるのかについては何ともいえないところ。


あと、この牽制については腑に落ちないところも何点かあります。

例えば「選手が自分で買って投票することは遠慮して」というものの、
選手自身が大量に購入して、それを友人・知人に譲渡して投票させること、
あるいは投票したい人が個人で近代麻雀を購入して、投票と引き換えに選手から代金を立て替えてもらうことはいいのかと。
これらの手法をとれば、選手の名前で同じ差出人のハガキが大量に届くこともなく、守秘義務を守ってSNS投稿も控えればどこにもバレることはないわけで。


また、「読者が見たいプロを選ぶ企画」とはしているものの、決して「1人1票」という縛りを設けていないこともまたフワッとしていて。

1つの例として挙げると、

・100人から1票ずつ投票されたAさん
・1人から200票投票されたBさん

の2人がいる場合、より多くの読者から支持されているのはAさんであるものの、票数だけで見ればBさんが上位にくることになります。

これは48グループの選抜総選挙でも同じなのですが、結局大事なのは支持者の数ではなく「どれだけ金を落としてくれるか」であり、
「読者が見たいプロを選ぶ」なんていうのは所詮ただの綺麗事にすぎないのです。

もし純粋に「読者が見たいプロを選ぶ」のであれば「1人1票」の縛りを設けるのが最も支持者数がわかりやすくなる手法なのですが、
それをやったらやったで近代麻雀の売上が一気に落ちることは明白で、本来の意図と明らかに反するだけに、それだけは意地でもやらないでしょう。


選手自身の大量購入は牽制、されど大量購入自体は野放し。
この辺のフワッとさはいかにも近代麻雀だなというところ。
「選手自身の大量購入発覚時は失格」といった対応の明文化もされてないですし、
結局は体裁を保つためだけの牽制であって、内心はどっちでもいいという感じかもしれません。

上で説明したように、たとえ選手自身が大量購入したとしてもカモフラージュする方法なんて山程ありますし、それを近代麻雀編集部が全て見抜けるとは到底思えません。

前回よりも効果は乏しくなった感はありますが、それでも第2の原pが出てくる可能性は有り得るなと自分は踏んでおります。

終わりに

今回の読者アンケートの有力候補については、近代麻雀4月1日号が発売された後でまた改めて書くことにします。

実は今回の読者アンケートに関しては自分も投票しようかと思っておりまして。
さすがに何十票とまではいきませんが、何票か入れさせていただく予定です。
それについてもまた後日改めて書かせていただきます。

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