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→俺

書くのが怖い。なぁー。
というか、行動が怖い、動きたくない。

チームの企画にて、180%全力を投じた。
俺はこのことを誇っていいはずだ。
間違いなく全力。誰よりも面白いことをやった、瞬間的な爆発力は、100人の中で1番だった。
ドミノが誇張なく日本中に送られていく、届いていく様は、僕個人としてもめちゃめちゃ嬉しくて。自己満足だけでも満足なのに、たくさんの人が本当に喜んでくれた。お世辞とかじゃなくて。返事をくれた人もいる。めちゃめちゃ嬉しかった。

評価とか評判については、後回しにしていた。それは狙い通りだった。未熟なままに全力を出して、より多くのフィードバックを受ける。同じ額出すなら、なるべく懐に入って、『気になる憎いやつ』になった方が得だろう。
怒られたり、叱られたりは怖くない。もっと学びたい、もっとみんなの中にいたい。なにか、出来ることは全て使い果たして、カラッカラに、ズタボロになってやりたい。
第一回目のトモヤ先輩への阿部さんのフィードバックを見て、なるべく思ったこと、正直なことはもっとたくさん、全部声にして口に出してしまおうと思った。
今回の阿部さんからのフィードバックで、他の人よりもちょっと多く、2ページも丸っともらえたことが、こっそり嬉しかった。

時田さんは初めから凄いなと思っていた。その時田さんからコメントをもらえたのが嬉しくて。見つけてもらえた。全員に書いているわけじゃなくて、ピンポイントに褒めてもらえた。『芯と遊びのある文章。それを実現できる語彙力と表現力、そしてわかりやすさと崇高さのバランスがある。』めちゃめちゃ嬉しい。そんな風に思ったこともなかった。アンタに比べりゃ俺なんてごみみたいなモンなのに…。嬉しい。11人もの企画生がコメントを残してくれた。見つけてくれた。時間を使ってくれた。それがめちゃめちゃ嬉しい。


なのに、なぜ書きたくないのか。動けないのか。
コメント返しをすべきだと思う。
見つけてくれた人を大切にしなくてはならない。
しなくてはならない以上にしたい。
しかし、動けない。書けない。

キーになったのは、チームの企画の後。
学びのnoteにチームのメンバーが1人も書いていなかったことがかなりショックだった。少なくとも、締め切りの時には見当たらなかった。

俺は、楽しんで企画をしていた。その上、仲間も全員面白がってやっていたはずなんじゃないのか。
他の人からの心配もあったけれど、自分の意志で企画書にそれぞれが臨んでいたはずだし、いや、でも、それは。

楽しんでいたのは俺だけか。

学生劇団の頃と何も変わってはいない。
3ヶ月、ほぼ寝ずに脚本を書き、芝居を磨き、面白いと思ってもらうため、熱い思いを届けるため、チーム一丸になって、やっていたはず、なのに。

なのになぁ。

少なくとも、俺が耐えられる批評の耐久度に合わせて、期待や注目を引き上げるべきではなかったのではないか。それぞれが対等であったとはいえ、チームメンバーのケアを怠っていたのではないか。俺が求めるレベルが高いのか、いや、お前はお前しか見ていなかったのではないか。
永遠に繰り返される自己嫌悪。ずーっと。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐると。

んで。
書けなくなった。

無論、それだけではない。
ただ、単純にトリガーになってしまっただけだ。
イメージの話。ネガティブになっていただけ。
どうにもこの季節になると、気分が落ち込む。
気持ちがマイナスに振り切れる。

それが加速させて、色々と考え込んでしまう。
1日に1食しか入らない。
薬を飲んで4痔に寝て、昼過ぎに起きる。集中も続かず、講義も途中で抜けてしまう。仕事も遅刻がちになる。

毎年恒例、冬季うつ。

俺は、このままゆるゆると落ちていく。
冬眠のようなものだ。
あんなにデカくて強い熊ですら冬眠をするのだ。
仕方がない。






わけねぇだろ。






俺は、変わるために動き出した。
言葉の企画も、劇団も、大学院も、今の俺が選んできたことだ。変化し続けるために選んだ。
蛹になったのは、蝶になるためだ。
地を這うばかりじゃない。もっと高い場所から、たくさんの人と出会って、俺より困っている人を助けて、ってそういう生き方するためだ。

無理やりに、身体を動かしてみる。
暖房でガサガサに乾燥した皮膚がひび割れる。血で張り付いたシャツを引き剥がす。
赤みがかった顔を洗い、髭を剃り、保湿剤を塗る。

コンディションは最悪だが、動く、動く。
朝、定時に起きられた自分を褒める。
豆乳とお湯で割ったプロテインを飲む。
少しずつ、少しずつ体の可動域を増やす。

夏場とはまるで異なる俺を、自覚する。
その芯のところにある、俺を自覚する。


先日、遅ればせながらチームの企画の会議があった。
続けるのか、続けないのか。

俺は続けない側として、言葉を用意していった。
どうせ、どうせという気持ちでいた。

しかし、チームのメンバーが向けてきたのは『やろう』という言葉だった。俺の意地悪な言葉にも耐えて、方針を示してきた。
その背中にあったのは、連日深夜までそれぞれが話し合ってきた日々と、その中で作成した、それぞれのドミノの動画が繋がった時の『いける』『これは面白い』『これで何かが届けられる』という確信だった。

やはり、面白がってくれていたのだった。もちろん彼らもダメージは負っていたが、それでも立ち上がった。
俺が信じることをやめていた。
俺がビビっていた。

俺が信じるのをやめていたのは、俺自身に対してもそうだ。
自信を持てない根底には、たくさんのカサブタがある。動き続けていれば、怪我をする。
怯えるな。俺はそれを誇ろう。

俺が仲間を信じる。
俺が俺を信じる。
まずはそこからだろう。チクショウ。


自分自身の話をするのは得意ではない。
俺があまり他人の過去の話に興味が持てないのもあって(SFの『適応』が強いのかも)、やたら演出するのも、劇的に語るのもやはり苦手だ。もうそれを自覚して、これは誰かに読んでもらうための文章ではなくて、宣言だ。自分のための文章だ。

まだ誰かに届けたいと、届けられるとは思えていない。自己効力感というものかもしれない。

阿部さんに手を入れてもらったところで書かれていたことは、恩師の南雲先生に指摘されたところでもあり、弱点であると認識するところでもある。

『姿勢』と『自信』
矢印の向きと太さ

届けたいと思えないのは、届けられると信じていないからだ。今俺は、届けた時に届いたものが届けばいいではないかと投げやりな姿勢をとっている。
それではダメだ。俺が届けるのだ。俺が信じるのだ。

届けられる力を持つ。
熱い意志を、声で確かに伝える。届ける。

届かなかった痛みから目を背けない。
もう二度と自信がないなんて言わない。

自分のことを漢字一字で表すなら『獣』だ。

もう諦めない。

ジムに登録してきた。
保険証も再発行した。
自分の身体の周りの、些細な大事なことから立て直す。
走り出すぞ。

チクショウ。
けれど、まだ怖いぞ、チクショウ。

それでも、踏ん切りをつけるために、書くぞ。書いたぞ。

俺。怖くなったら、怯え出したら、ここに戻ってこい。
ここで立て直そう。ここは拠点だ。ギルドだ。
ここから始めよう。いまからここから。

書こう。書き続けよう。
書き続ける先に、進もう。

生きることは、変わり続けることだ。
生きることは、変わり続けることだ。
生きることは、変わり続けることだ。

生きるぞ。
生きるために、書くぞ。
生きるために、進むぞ。


まずは返信から。



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