【最終発表】『Yield』の3-1+1-2とは?
この歌を歌った女をYとする
3 2人の女1人の男
-1 曲中にて刈り取られた男の首
+1 Yじゃない方の女の妊娠が発覚(または出産)する
-2 Yは彼女をその子供ごと殺す
これは彼女の思考を数式として表したものだと考えました。
内容についてですが、Elysionの他の楽園パレードに加わった女たちがしたことは「恋の相手を殺した」だと思われるのできっとYieldもそうなんじゃないかなという考察です。おそらく始めにあった心を奪うのが無理なら体を……という思考の末に行き着いたのでしょう。
そして想像で賄う範囲が広すぎるかもしれない後半部分、仮面の男が現れるのは最後であるため+1はミスリードなのではないかという考えを元にしています。
歌詞にあった「荒野に取り残されるのは誰」の答えは「私」なのですが、1人残るはずだった者に迎えが来たため結局はみんな居なくなります。まぁそもそも荒野に取り残されるというのも生き残ることの比喩なのかもしれないですし話が逸れてしまうので今回はあまり深く考えてないです。あとそれ以前にこの式自体はあくまで彼女の考えであり事実の報告ではないと考えたので、実際その通りのことが起こったのかはまた別の話になってきたりして?とすら思ってます。
はじめに3人、そこから刈り取られた一人で-1、もう一人追加で刈り取る+1、最終的には二人がいなくなったという意味で-2。
出来事を順番に数字で表しつつ、答えである1(最後に残される一人)は変わらないようになっているのではないかと思っています。
3-1+1-2とはYield子とその父母を表した数字だと思われます。
冒頭にYield子が話しかけている「君」はニュアンス的にもうその場にいない存在に感じられるので、今回はこの数式にあてはまらないと仮定しました。
個人的にミシェルの定義の解釈に「1度死んだ人間に憑依」というものがあります。
詳しくはぶきますがエリ組の女子みんな1度死んでる節があります。
ですので、3-1の-1はYield子であり自殺を測ったのだと仮定します。※後述
その後、ミシェルの憑依により息を吹き返すので+1、
ミシェルの狂気により「幸せになりたい」の解釈が歪み、父と母を殺害。
その後現れたアビスを刺し、ミシェルもといYield子は逃走したので
荒野にひとり残されるのは刺されたアビスとなります。
最後の分で察していただけたかもしれませんがYield子の正体はロレーヌだと推測しています。
「根雪の下で春を待つ」というワードは、妊娠を暗示しています。※暗闇を照らすヒカリで何となく意味合いを知ることができます。
Yield子もといロレーヌは恋人と死に別れる前に子を身ごもり、想いを実らせる(出産)することを待ち望んでいました。
しかし、伯爵や継母は政略結婚をさせたかったので
子供はとても邪魔な存在であった。
つまり(誰か+ロレーヌ+子供)は不安定な3という数字なので、どれか1つを間引かなくてはならなかった
ロレーヌは政略結婚の為無理やり流産をさせられたと考察しました。
なぜ人は恋をするふさわしい季節に出会えないの?
とは、忘れな月夜のように自由な恋愛の時代を望んでいたのではと思います。
それでもロレーヌは政略結婚を拒み、想い出を持って死ぬ事でロレーヌの中の幸せを求め自殺したのだろうと考えました。
以降はミシェルに憑依され伯爵と継母を殺害、アビスも刺して逃走と闘争の人生へと転じていくのだろうと思います
ルド子は父親を愛しており、彼女は想像妊娠をしたのだと考えています。
偶数=安定/奇数=不安定な数なら、2人の女・1人の男・赤子の計4人ですでに安定しており、引く必要は無いはずです。
「一夜限りの情事(ゆめ)」はルド子の妄想、あるいは本当に交わったが、妊娠までは至らなかった。一度の性行為で妊娠する確率は高くないですし(サンホラではよくありますが…)、サンホラにおける緑色を不妊、不育、境界の象徴とする解釈も以前見かけたので結び付けられるかな、と。
父親の子を身ごもっているとルド子は両親に主張したが、母親は想像妊娠だと言い、父親も認めようとはしなかった。
私の「3-1+1-2」の解釈は、3人の家の中における生きている人数の減少と設定して、
3… ルド子、父親、母親の3人
-1… 妊娠を認めて貰えず家を飛び出したルド子。両親は呆れて追いかけようとはしない。家の中は2人だけになり、数としては安定した。
+1… 農具の鎌を手に、家へ戻ってきたルド子。再び不安定な数に。
-2… 首を刈られた父親、家を出るルド子。家にいる生きた人間は母親だけ。ルド子は父親の首を抱えて荒野へ向かいます。(小説版/コミカライズ版のラストシーンみたいなイメージです)
首を刈られた時点で人でなく果実(首)として扱われ、人数の減少を示す「3-1+1-2」には含まれないものと見ています。
その後、荒野でルド子は仮面の男と出会い、2人は立ち去る。
「一人荒野に取り残されるのは誰」は、旦那が殺されていることに気づき、血の跡を追って荒野に辿りついたルド子の母。しかし、そこにルド子はいなかった。
仮面の男と出会った後、ルド子は父親の首を荒野に捨てたのか、そのまま持っていったのか、これは想像の余地として残しています。
- - - - - - ↑二次募集 - - - - -↓一次募集 - - - - - -
「何故人間は恋をする 相応しい季節に出会えないの?」とあるように悲恋の歌である。
さらに「一夜限りの情事でも構わない。それをも女は永遠に出来るから。不毛な恋と君は笑うだろうか?」とあることから、赦されないながらも結ばれたことも疑問の余地はない。
さて、この不毛な関係の答は曲中の最後に明らかになる。
「二人の♀一人の♂」とあるように、単純な三角関係である。
既に結ばれた男女が居り、横恋慕する女があったというのが3という数字の答だ。
そこで前述のように、不毛ながら結ばれたことを踏まえると、それを赦さない正妻が間女を誅したとするのは自然な展開でないだろうか。
そこへ仮面の男が現れ、殺人者となった女と共に去り、男が一人残される。
これが3-1+1-2の意味だと思われる。
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