ABEMAのFIRE特集
ABEMAのFIRE特集をみた感想です。
結論から言うと、まだまだFIREはマイノリティで、3000万程度のFIREには人権なしって感じでした。
ただその理由も色々あるので、今回はそれを書いていきます。
FIRE失敗とは
カイトさん、あんぱんさんと言う一般の方と、いわゆるコメンテーターとアナウンサーで討論。ABEMAは大体このスタイルである。
冒頭でひろゆき氏は、FIREされているのか?と言う問いに
月5万で生活できているので大丈夫と言っていた。
フランスのパリで月5万?東京の1.5〜2倍くらいの物価なはずでは・・・
とは思いつつ、住宅を所有していたり、基本自炊だったらいけるのかなと。
家賃と光熱費で5万は超えそうだが・・・・
まぁそれはさておき、FIRE失敗の事例として
この様に記載されていた。
FIRE失敗と書かれているが、金額が尽きた訳ではなく、社会的な繋がりを求めて、再就職したとのこと。
「FIRE生活」と紹介されていたので、無職生活に病んでしまったと言うイメージである。FIREの心配は金額だけではないのだ。
世間のFIREに対する理解
3000万のFIREでも全然足りないという意見が多く、王道FIRE(FAT FIRE)したいと言う意見が多かった。
一般的に考えて、3000万×4%=120万である。
確かに一般的な価値観では無理に決まっている。1000万なんて論外といった具合だった。
あと4%ルールにも誤解があって、4%はインフレ率を考慮されている。
6〜7%の資産の伸びと、2〜3%インフレを想定して、その差が4%なのである。
ひろゆきもインフレになったらどうすると言う話をしていたけど、基本的にはリスク資産はインフレに強い。
100円の物を売って利益率が30%なら30円の利益
値上がりして200円になる。利益率が変わらなければ、60円の利益になる。
同じ量売れれば、売り上げ高は増えるし、会社の時価総額も伸びる。
そうなると株価も上がる。基本的にはそんな感じ。
3000万って年100万で生活しても30年しか持たないっすよ〜
ってひろゆきも言っていたけど、その辺の価値観がちょっとFIRE界隈とは違うのかなと。
あと、ずっと海見ている生活は楽しいのか。
みたいな議論もあった。自分は会社員より穏やかな日常の方がストレスが少ないので、そっちの方が楽しい。
自分のFIREの心配は金銭だけかと思う。
FIRE界隈と芸能界
最近この本を読んだのだが、芸能界はあまりに煌びやかで華々しい。
報酬も一案件1000万とかの世界である(もの凄くハードだけど)
そして、社会的にも成功した人の集まりである。
その金銭感覚と同じ目線で語ったら、ズレが出るのも当然かと思う。
年300万〜400万の生活で楽しいのか。
とも言われていたが、マス層における日本の可処分所得なんてそれ未満である。
ちょっと住む世界が違う人たちとの議論に感じた。
FIREに向いている人
この本にも書かれているのだけど
幸福度の向上には
・金銭的な充実
・人間関係の充実
・仕事の充実
がある。
FIRE生活が不満足に終わるのは、金銭はあるものの、人間関係や仕事が充実しにくいことにあるのだと思う。
なので個人で仕事をしていたり、友人がたくさん居たり、そもそも一人が好きな人はFIRE生活を謳歌できるのだと思う。
お金の価値観も人による。
年1000万使う様な人は、FIREは難しい。サラリーマンではまず無理である。
私みたいにあまりお金を使わずとも幸福を感じられる人は、3000万とかでサイドFIREしているのが、ちょうどいいのかなと思う。
自分は仕事を辞めたばかりだけど、今のところは何の不満もない。
仮に会社員をやりたくなったら就職するし、そうじゃなければ、しないと思う。
資産があれば、働く選択肢と働かない選択肢を取れるところが魅力であって
フリーランスであれば、コントロールできる要素も増える。
なのでフリーランスで適度に働きつつ
好きなことをやって過ごす。これが自分に向いたFIREなのかと。
実際に平日を自由に過ごせるのは本当に幸せで
朝からポテトとハイボールを嗜む日もあれば、温泉でゆっくりする日もある。
休日はレジャー施設は混むことが多く、相場も開いていないので、今となっては日曜日の夜が楽しみである。
世間の休日にレジャーを楽しむのは、催し物がある時くらいになりそう。
お金も自由も、自分に合った水準があるので
足るを知ることがFIREの入り口なのかなと。
FIRE界隈と世間では、まだまだギャップがある。
どっちが良くて、どっちが悪いと言うものではないのだけど。
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