5年越しの再会

中学生の時、私は箏曲部にいました。簡単に言うとお琴を奏でる部活です。珍しがられることも少なくありませんが、少なくとも私の住んでいる地域では普通に多くの学校にある部活でした。

正直言って部活動時代の思い出はあまり残っていません。二つ上の先輩は人数が多くてあまり話せなかったし一個上の先輩とは学年同士の仲が良くなかった。後輩との思い出もあまりありませんね。同輩とはそれなりに仲良くしてもらって部長も務めさせてもらいましたが、演奏した曲とか、行った発表会の会場とかの方が鮮明に思い出せます。

そしてタイトルの再会とは何なのかというと、中学を卒業して5年後、またお琴を弾き始めたということです。きっかけは私が精神的に疲労し切っていた時に祖父が私が中学生の時にしていたお琴をもう一度してみないか?と声をかけてくれたことです。最初はあまり乗り気ではなかったものの、祖父がお琴を買い与えてくれることになり私はお琴の演奏を再開しました。中学の時とは違い誰に教わるわけでもなくただ1人で黙々と趣味として弾くだけ。それがふとした思いつきでポコチャというアプリでのライブ配信に繋がります。お琴と再会して4ヶ月目、今ではお琴とライブ配信は生活の一部として成り立っています。

そう考えると中学時代の部活って無意味じゃなかったんだなー、と感傷に浸ることもあります。

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