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ベトナムトップの現在

ついこの間、国家主席の地位にあったグエン・スアン・フックさんが解任されたのは記憶に新しいところですが、主席代理(女性)はメディにほとんど出てこず。4月の正式任命まで名前だけのようです。

また副主席も2名解任され交代しています。昨年から100人以上が賄賂横領で逮捕され、フックさんの奥さんの土地建物が没収(ホーチミン市のラーメン一風堂が入っていた)という噂まで出てくる状態。


代わりに露出が目立つようになったのは共産党書記長でベトナム最高権力者のグエン・フー・チョンさん。(表紙の習近平さんと乾杯しているおじいさん。昨年末の共産党大会に電撃表敬訪問した写真)

また公式の席では首相も出番が増えています。 主席は外交,首相は内政という雰囲気があるベトナムで政治空白を埋めるべく、ファムミンチン首相がASEANなどを回って関係継続作業をしているようで、かなりやつれた写真が多くなってきました。

日本でもこんな記事が出ていますが今更感というか、かなり遅い感じがしてまして、日本は海外情報少ないなぁと今回ノートを書いた次第です。
多くの人が少しずつでも書けばメディアの質も上がらざるを得ないでしょうし。

記事ではフックさん更迭を予見できなかった菅元首相と日本政府、とありますが表紙の画像の昨年訪問は大きな事件でベトナムでも下の記事のように大きく報道されてるんですね。
昨年の中国共産党代表大会で習近平に一番先に表敬訪問したのはベトナムですから。


そんな中面白い記事が合ったのでシェアします。


主な内容

  • グエン・フー・チョンの支配は、同国の汚職との戦いにとって良い前兆

  • 高齢(80歳)と健康状態により、これから後継者を探すのは難しい

  • 2026年以降グエン・フー・チョンが権力の座に留まる可能性は低い

  • 集団的リーダーシップの取り決めへの回帰が見られる可能性も

ベトナムは集団リーダーシップの国なのでそこは変わらないと思うのですが。。。違うのかな。おばちゃんがワーワー言うとルール引っ込めたり変わったりしますし。

記事ではチョンさんの本に言及しています(読めよ?ってことでしょうか)

政治的イデオロギーの衰退が 汚職の主な原因であると考えています 。その結果、彼の任期中、彼はイデオロギー領域に対する VCP の統制を活性化するために抜本的な措置を講じました。政権内では、党員は、Trong の 800 ページのモノグラフ「ベトナムにおける社会主義と社会主義への道に関するいくつかの理論的および実際的な問題」を含む、社会主義に関連する古典的なテキストを研究する必要があります。

最近発売されたこの本のことのようです。
最高権力者の「おれの話を聞け〜」って感じです。

かなり分厚い本でカラー写真がたくさん入っています(写真はほとんどチョンさん)
ちなみにPDFは無料で配布されています。

ベトナム語を勉強している人はチャレンジしてはいかがでしょうか。エベレスト級の達成考えられるはずです(笑

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