ベトナム中部まったり1000kmツーリング
ダナンから南に300kmほどにあるPleikuからビーチのある海岸の街クイニョンを巡る1000kmツーリングをしました。行ったのは昨年の11月なのですが仕事が忙しく中々まとめられませんでした(涙
ルートはこんな。ダナンから南西に山側のルートで南下して教会で有名な街KonTumを目指します。
早朝のダナン。空港から10kmも行かないくらいですでにかなり田舎な雰囲気の景色になります。
ちなみに仕様バイクはホンダWinnerXという150ccのスクーター型マニュアル車です。装備などについては↓に書きました。
されさて出発、ダナン郊外を抜けていきます。
道は思ったほど悪くなく、快適なライディングを楽しみながら進んでいきます
暑くなる前に、そして夕立などが来る前に少しでも距離を稼ごうとぐんぐん道を進むと程なくジャングルな景色が…さすがベトナム、自然がすごいです。
途中に、すっごい滝とか
壮大なヒルクライム山岳ロードとか
山あいのアップダウンな絶景とかをバイクで楽しみながら進みます
ハノイやホーチミンからは想像できないくらい空気も澄んでいてすごく気持ちが良かったです。
たまにバイクや車が通るとホッとします。
のどかすぎる。。。。
かわいい吊り橋を見つけてバイクを止めてパチリ!
積乱雲をみてちょっと焦ります。雨は嫌だ!(笑
ランチ!
もうすぐお昼…お腹の虫の鳴る頃に良い匂いがしたのでお店に飛び込むと、これが絶品!
タレをかけると、パリパリの香ばしさから別世界へ。。。
お店はこんなヒルクライムの道の上にあり、ロケーションも最高でした。
KonTumまで後20kmくらいの地点だったでしょうか。また来るね!!
Galaxy Ultra 光学10倍ズームで取るとこんな。スマホなのに恐ろしい高画質。。。そして、旅行ガイドによくあるこういう写真って望遠でとってたんだ〜、って理解しました。
コントゥム
田舎の街を通るとベトナムではたいていこんな英雄慰霊碑がお出迎えします。お、もしかしてここKonTum? そろそろ2時なのでホッとします
1日目に宿泊したホテル
今日のお部屋はこんな。Windowっていう名前で、窓が木製。素泊まり1泊で1500円くらいだった気がします。安っ! ロビーで売ってる水やビールも特に高くもなく良心的なお宿でした。
コントゥム博物館
Kon Tumどころかベトナム中部について何も知らないので、予め調べておいた博物館へ向かいます。修学旅行の気分!
入場料は100円くらいだったかな…覚えてないくらい安かったですが、展示はしっかりしててベトナム古代の歴史から始まる長いやつか?と言う雰囲気。
と思ったら、この地域に住んでいる民族の生活なのだそうです。インドシナ半島は東西に国々をまたいで民族が分布するため、ベトナムには54物民族が住んでいるそうで、コントゥムには主流のキン族(ベト族)が4割ほかはセダン族、バナ族, ジエトリエン族、ラグライ族が住んでいて、つい最近まで原初の生活をしていたそうです。
なんか、TVでみたことあるような顔の人が多い気が….(笑
日本だと歴史郷土博物館みたいな雰囲気ですが近現代です
以前にケサン空軍基地へ行った時に、近くの山道で下のカゴと同じようなものを背負って民族衣装を来ている人を見かけました。現在もこうした暮らしをしている人がいることに驚きます。
ハノイの博物館にもあった、性描写がすごい村のお守り像
古代!って感じですが、そんなに古くないみたい。
台湾の原住民や日本のアイヌとかともなんとなく近い雰囲気がありますね。
ハノイの民族博物館の中に、写真の巨大な家が移設されて展示されていました。めっちゃでかいんです、これ。
ちょっとアイドル風の糸を紡ぐ村の娘。
途中には、バーーーン!っとベトナム共産主義が鎮座していました。ベトナムの博物館にかならずあるやつ。 これで終わりか、中々だったなー、ためになったし。と思ったら良い意味で裏切られました。ベトナムパワー爆発なのはここから!(笑
自然科学のコーナー
学校の社会科見学でも使うのでしょう、ベトナムのジャングルの住人たちを独特のテイストで紹介しています。
イノシシ vs クマ
目ヂカラ対決でしょうか。剥製にされた恨みをはらさんばかりの迫力で見るものに迫ってきます。
マンキーさんたち。
種類違うし雰囲気も違いすぎないかなー、子どもたち誤解しないのかなー、とか心配になります。てか、名前どこ!
ガオーーーー!舌のやっつけ感がナイスです。
はいおつかれ〜
まつりの道具でしょうか。あまり目がよくなく、頭も悪いので英語の解説がわかりません。
見応え十分でした。ありがとうコントゥム博物館!!
博物館の脇を流れる川
教会の街、コントゥム
到着後いきなり原住民拡大スペシャルになってしまいましたが、コントゥムのイメージと言えば教会なのだそうです。光源で涼しい場所にあることや原住民が多く住むエリアだったことで、フランスが避暑地と不況の拠点としたことが理由のようで、教会以外にも当時の教会の偉い人が住んだ邸宅?など、キリスト教関連木造建築で有名です。
司教公邸
「コントゥム市のチャンフンダオ通りにある司教館(司教公邸)。1935年に建設が始まり、1938年に完成した。広い敷地を持ち、高い塀で囲まれている。洋風建築と少数民族の伝統建築が融合した設計となっており、同省の貴重な木材で建てられている。」
素敵です〜。
マリア様かな?7時間バイクで走った後でガニ股歩きには広くて疲れるので遠くからパチリ
コントゥム大聖堂
この街一番のランドマークです。
「1935年に建設が始まり、1938年に完成した。広い敷地を持ち、高い塀で囲まれている。洋風建築と少数民族の伝統建築が融合した設計となっており、同省の貴重な木材で建てられている。」
ヨーロッパ諸国の植民地と教会はセットなんだなー、というのをベトナムでウロウロすると実感します。日本がキリスト教の布教を禁止する禁教令を出したのははじめの秀吉が1587年、その後の徳川のが1612年だそうですが、ベトナムも当時の権力者チン(鄭)氏によって同じ頃の17世紀に禁止されています。しかしその後19世紀に弾圧を理由にフランス・スペインに攻め込まれて植民地になってしまいます。
ドローンで撮った動画
ちなみにこの日に食べた謎の生春巻き、めっっっっちゃ美味しかったです。
中にパリパリに揚げたお肉?か何かが入ってて見た目と全く違うパンチのある一品でした。
2日目!
まだ暗い4時に起床、旅の第2の目的地に向かいます。それは山!
大きな道を外れた途中から本当に真っ暗で、ライト増設してきてよかった!とバイクショップのお兄さんに感謝が込み上げてきました。ボッタクられてなんか居ない!(笑
google map を頼りに進むとだんだん空が明るく。。。と周りは全部お花。
どうやら到着
っていっても標高は数百m? しかし、絶景が広がっていました。
反対側の山も明るくなって来て美しい
長野で見た雲海を思い出しますが。。。気温は意外と暖かめ24度
ベトナムって中国みたいな切り立った岩石山が急に出てくる印象ですが、個々の景色は田園になだらかな山で、どこかホッとする風景です。
いやー、来てよかった!
実はこの山はベトナムでは珍しいカルデラで、頂上がぐるっと丸く続きます
ドローンで見るとこんな!
お花の産地のど真ん中にあるので、山も丸ごとお花畑のパッチワークになっています。登るとわからないんですけどね、ハハハ。。
堪能したので下山します〜。
バイクの送迎サービスがあるのでワダチがあって歩きにくいのです
お茶屋に戻ると看板娘さんが花輪を販売していました。おっさんには必要ないので、椰子の実ウォーターをいただきます。
山の横にも原住民ハウスが展示されていました。これは小さいタイプですね
ここから中部では大きな街プレイクまで100kmほど?
お花畑ロードを戻って幹線道路で街へ向かいます。
朝ごはんはどうしよう、しかし日曜日で意外と店も少ない…ということで市場へ。
動画は取ったのですが写真の撮れ高が…この原初のたこ焼きみたいなの、すっごい美味しかったです。主成分は鶉の卵w
プレイク観光しようかな?と思いましたが、ベトナムの地方都市って町並みがホーチミン市郊外?みたいな雑然とした住居商業タウンであんまり面白くないんです。交通事故の確率だけ増えるみたいな感じになるので腹ごしらえの後、移動することに決定。
本当は更に南下してダラットあたりまで行く予定でしたが、天気予報で暴風雨の予報が出始めたので南下はとりやめ、東にあるクイニョンへ向かいます。
途中にある、中部博物館みたいなのを目指して、割とすぐ到着の正午。暑い。。。
この人が、地域を作った武将?みたいです。これもGalaxyの望遠で取っています。望遠レンズ偉い!
が、お昼休みで閉館。
そこにはこれまた閉店して店員が寝ている売店と、蓮の池しか有りません。
と、勝手になにか収穫して回っているおじさんに、蓮の実をプレゼントされました。ベトナムの人って何かと親切なんですよね。ニコニコしてるだけで食べ物とか物が増えるシステム。
原住民ハウスの巨大版もありましたが中には入れませんでした。どうなってるの、中?
などとブツブツ言いながら待ってたら開館しましたよ?博物館。
ヒンドゥー系の人たちを押しのけてベト族が街を作った感じでしょうか。
人の歴史は戦いの歴史なのです。
あまり感情移入できないまま、外に出たら売店にすごいものが。戦車は3500円くらいだったと思います。円安がにくい!!
昼休み前が挟まったので意外と時間ロス、2時を回ってしまい焦りだしました。クイニョンのビーチで泳がなければ。。。
しかし、走っていたら、「ん!」みたいなのがありましてUターン。。。
受付を済ませて丘を登ると、そこはヒンズー遺跡パークでした。
裏側。日差しがきつい。。。
中から。
ん〜、いい場所に作りましたよね。このあたりで一番の長めかも?っていう景観です。
なんて喜んでいたら3時半を回ってました。急がなくては。。。クイニョンを目指します。クイニョンまでは1時間ほどの場所で明るいうちになんとかホテルに到着。
ホテルではなくAirBnB系なでマンション。クイニョンで一番かな?っていうたかーいタワーマンションの一室を借りました。
10Fくらいだったかな?すでに夕方で日陰になってしまっています。
ビーチから程よいっ距離です。いいな〜、このマンション!
夕食を取るために散歩に出ると巨大寺が。キリスト教よりコッチのほうがインスタ映えしないけどホッとしますね。クイニョンはいいな!と思ったのが、小さい町ながら活気がありお店や人がなんとなく品が良いのです。
クイニョンにはIT巨人のFPTも進出していて、大学の中々良いらしいので博物館の3兄弟が作った由緒ある街なのかも、ってなりました。
振興のダナンは逆に開発で流入した人が中心で、文化や品を感じない街だったりします。
ネットで調べまくって歩いて歩いて人気ステーキ屋さんへ。このお店惜しかったなぁ。付け合せも洒落ていたし。(サラダはいまいちだったけど)
クイニョンのビーチ
結局、泳げませんで翌朝はビーチラン。
知らない街に来たら朝に一周ランニングして見物しながら土地勘掴むことにしていますが、ベトナムの内陸部は狂犬病が多く報告されているので走らないようにしています。
ダナンのビーチも美しいですが、クイニョンのビーチは数キロにわたり美しく整備され、心なしかめっちゃやる気を感じます。
クイニョン、次回は家族でゆっくり来たいと思える、良いところでした。
そんなこんなで700km強。暴風雨が来る前にダナンへ戻ります。
途中にある巨大仏像や教会の写真を取ったりして時間ロスをしていたら
ついに捕まりました大雨!
カフェで名人戦を見てやり過ごしたりしながら、ダラダラと国道?を北上して無事に帰宅することが出来ました。
やはり市街地や海岸線より、山間部のほうが景色や道が楽しいのでツーリングルートはベトナムの西側がルートがお勧めです!
↓適当早送り編集の動画。路面の雰囲気はこちらで
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