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最高傑作




以前にもチラホラ名を出している

「JAPRISON」


という作品についてのバカデカ感情を綴る
(画像は自己満で作り上げたポップ)

まずJAPRISONとはなんぞやから始める
SKY-HI本人が感じた精神的な閉塞感
から脱却するというコンセプト
というと分かりやすいかもしれない


「Japan」+「PRISON」及び
「Japanese Rap Is On」
の造語でJAPRISON


近年韓国をはじめとするアジアのヒップホップが
盛んな中日本のヒップホップシーンが遅れている事
文化的閉塞からの脱却も意味する

アルバムの1曲目「What a Wonderful World!!」
の歌詞にある通り

この監獄の世界を抜けた先で会おう


と、受け取り側にとっても
それぞれの抱える苦しみから解き放たれよう
と後押ししてくれるものでもある


YouTubeにフルでMVがあがっているので是非↓


JAPRISONは2018.12.12に発売されており
1年間かけて
アルバム、ツアー、ツアーが収められたDVD
と、長い期間でファンの心を留めた作品

今でこそ会社を立ち上げCEOとして活躍する彼だが
この時から「才能を殺さないため」
日本の新たなカルチャーを作り上げる
準備をしていたことが分かる


音楽を愛し音楽に愛された彼
そんな彼の作り上げる「幸せな未来」の為に
1歩ずつ結果を残してく姿をみて
これからも変わらず応援していきたいと感じる


少し話が脱線してしまったが
ツアーTheJAPRISONについて個人的
感想等について↓↓↓


まずステージ構成について
実際にこのライブに足を運んだ自分は
ホール会場で1階席と2階席がある中、
2階席の真ん中辺りだった↓↓↓


もっと近くで観たかったという本音もありつつ
この全体の分かる席だからこそ
楽しめる部分もあった

PRISONと言うだけあり刑務所や牢屋を感じる
演出の数々中でも曲中の照明が縦と横で交差し
檻の中で歌うSKY-HIの姿が印象的


そんな状況の中で歌う
この監獄の世界を抜けた先で会おう…
とても痺れる震える…
ほんとにこのシーンを超えるものは
自分の中でない。


前前作のカタルシス前作のOLIVEを経ての
JAPRISON
自分の事を愛していると言いきる彼による
このショーを是非とも見て欲しい。


社会的なメッセージが含まれる楽曲
「何様」「The Story Of"J"」「F‐3」など
過去作もある中、ここまでこの
JAPRISONに溶け込みストーリー性を持つ事に
感動を受けつつも
変わらない日本の様が悲しくもある

この楽曲達に共感しなくても良い
平和な世の中になって欲しい


ノンストップで疾走感のある生の
フルバンドとコーラスによる勢いに包まれ
前半戦のみで21曲を披露


特にラストスパートの

お前の目に映る俺は
アイドルか
ラッパーか
ポップスターか
興味もねぇな俺は俺だ

から始まるName Tagからが見もの。


それに続きWalking on Waterで
理解されない見下された過去から
這い上がってきた力強さと自分の存在感を
示し、


このアルバムとタイトルの象徴である
Shed LusterとWhat a Wonderful World!!
で締められる。


ここまでが前半戦でもう既に感情が
いっぱいいっぱいである。


後半戦を挟む前にSKY-HIのダンサーBFQによる
「センテンス」もツアーの魅力の一つ

SKY-HIの声に合わせ振りをする。
完成度の高さと音楽の持つ楽しさを
感じられるもので衣装替えがVCRで繋がれる
演出をみてきた自分にとっては
この凄さと魅力はほんとに鳥肌もの…

そして幕が開ける後半戦
カウントダウンSKY-HIと題し
SKY-HIでお馴染みの楽曲の数々が披露される


彼のライブで欠かせない存在の
SUPREFLYERS(バンド、コーラス、ダンサー)
と成されるステージがファンを更に盛り上げる


このツアーを機にSUPREFLYERSを引連れての
ライブがしばらく無くなると明かされた


今までの彼らの集大成ともいえるこの後半戦は
一層この先への新たな第1歩を華やかに飾る為、
幕を閉じるものだったと今になって感じる


そして私がこのアルバムの楽曲の中で推す
「New Verse」

辛い過去も自分の人生全て含め
自分を愛せるようになったと歌われるこの曲が
私自身の大切な1曲となり支えとなった

笑っちまいな
腫らした瞼
の向こうの世界も
ありがたいな
まだ痛みに会えた

笑っちまいな
その感傷も
逃げ腰な自分も
ありがたいな
また君に会えた

愛しても泣いても
何度でも
大したことあっても
笑ってやろう


辛さと向き合い本当の自分を愛せるようになった
彼の強さ美しさが私自身の励みになった

この楽曲のRemixでのeillのパート部分もより
優しく包み込んでくれるものとなっている


いつかどこか枯れた涙
雨が止めば腫れた瞼
夢見た自分とは程遠い
でも足掻く姿こそ愛おしい
弱さを憎まなくてもいい
どれも全部自分だから
ほらまた僕に会えた

弱音が出る口を塞いで
気がつけば口の中で腐って
何が辛いのか分からなくなる
その前にねぇいつでも僕を呼んで

「弱さを憎まなくてもいい」
「どれも全部自分だから」
このアルバムを通して自分らしさと
自分を愛することの大切さ
尊さを改めて感じさせられた

自己嫌悪に陥る事が多かった自分にとって
とても救われるものになった


そしてこのツアーの最後を飾る曲
「I Think,I Sing,I Say」
この楽曲の象徴的なリリックである

「どうやらこの世界は
君が思ってるより優しい」

が、全てを物語っている

韓国のラッパーReddyと歌う
国籍問わず愛し合う
素晴らしさを感じられるこの楽曲


「多様性」を象徴したこの楽曲
囚われないこの音楽の在り方が
新たなカルチャーへと先立つ彼を示している
気もする


そして最後SKY-HIの紹介により
SUPERFLYERS一人一人がステージから去っていく
場面は涙無しにはみられない、、


もちろんこの素晴らしい作品を映像ありきで
見て欲しいが
各サブスクでも音源が聴けるので是非…!

八面六臂の発売前ということで(もうフラゲ日)
どうしても書き終えたくざっとになってしまったが
この作品の素晴らしさがもっと知れ渡り
多くの人が自分を愛せるようになると
いいなの意を込めて
愛と感謝とリスペクトを。


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