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換氣すると氣持ちが良いわけ。

先日の研修では、気と氣のお話、氣=エネルギーというお話をメインでしたのですが、伝えたいことがたくさんありすぎてカットしたエピソードを。

研修の初めに「氣」が付く漢字をたくさん出してもらったのですが、大きくふたつに分かれました。

・主に自らが発するエネルギー
氣力、勇氣、氣合い、氣持ち、氣遣い、元氣、氣づく、氣分、氣になる
氣のせい、氣負う、氣性、本氣、病氣、呑氣、正氣、氣が強い、氣弱
合氣道
などなど

・主に自然が発するエネルギー
氣候、天氣、氣温、氣流、空氣、氣象、換氣
などなど

研修では主に自らが発するエネルギーについてお話しましたので、今回はもうひとつの方から、換氣にまつわるエピソードを。

市役所時代、庁舎の建替えのために仮設庁舎で勤務することがありました。
すると、引越しをしてしばらくしたら、私と隣の席の方の具合が日増しに悪くなっていったのです。

壁もデスクも照明もありとあらゆるものが真っ白で眩しかったので、視覚からくるものかな?と思ってブルーライトカットの眼鏡を買ったり対処法をあれこれやってみたのですが、どうにもこうにも改善されず、自席にいるのが辛くて辛くて本氣で病氣休暇を取得することを視野に入れ始めました。

ただ、病氣休暇を取得するためには医師の診断書が必要なのですが、何科を受診したらよいかもわからず、勇氣を出して総務担当に相談しても解決策は見つからず。起き上がれない日は年休を取りながらもう少し様子を見ることに。

病は氣からといいますが、このままだと原因不明の体調不良から、うつ状態に入っていくのではないかなとも感じていましたし、そうなった方がはっきり病名もついていいんじゃないかしらと思い始めていました。

それから数日後、私たちの状況を知る施設担当の方が声をかけてきました。

実は、仮説庁舎内の換氣システムが作動していなくて、唯一作動していたのが私たちの席の近くにある換氣口だったと。
仮説庁舎は2階建てだったのですが、2階からも流れてきたすべての空氣が私たちの席を通過していたそうで、換氣が間に合わず滞っていたというわけなのです。

市役所って決して楽しむ場所ではないので、怒鳴っている方を毎日お見掛けしたりと、まあなかなかエネルギー的に淀んでいることが多いわけなのですが、換氣しきれず私たちの席付近で停滞したその空氣に、敏感なHSPの私たちが体調不良を起こしていたというわけなのです。

信じられないかもしれませんが、すべての換氣口が動き出したらふたりの体調不良も嘘のように改善されたのでした。

最終的には人が発するエネルギーだったと思うのですが、見えない”氣”というものが、どれだけ自分たちに影響あるのか腑に落ちた体験でした。

”換氣” すると ”氣持ちがいい”

みなさんも理屈でなく知っていることかと思いますが、そんな仕組みを知ると冬でも定期的に換氣したり、氣持ちの良い空氣を吸いたくなるのではないでしょうか。


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