【コラム】アメリカンスポーツ⑥名物実況『ビン・スカリー』
【名物アナウンサー】
昨日、劇的なサヨナラホームランでディビジョンシリーズ進出を決めた
ロサンゼルス・ドジャース。
この方も、この勝利を大いに喜んでいるんだろうなあと思います。
19時になるとスポーツ専用チャンネスFOXにチャンネルを変えて、ロサンゼルス・ドジャースの試合を見るのが楽しみであった。
「Welcome to Dodgers Stadium」
その一言から始まる。
そして、その日の先発投手の調子やキーになる選手を放送席から
グランドをバックにカメラに向かって話す。
そう、彼の名は『ビン・スカリー』氏
彼は、1950年からブルックリン・ドジャース(現 ロサンゼルス・ドジャース)の専属アナウンサーをしており、2016年の引退まで66年も実況をしていたのです。
引退をした2016年は何と89歳!!それまで現役でやっていた超ベテランアナウンサーです。
この、ビン・スカリー氏、毎試合解説も付けず一人で実況をするのです。
ボールがスタンドに入ってホームランになる瞬間、必ず 「It's gone」
というのですが、その言い方が非常に渋くて好きでした。
私が、ロサンゼルスに住んでいた2005年までは、
野茂英雄、石井一久、木田優夫、そして、中村紀洋と在籍をしていたが、
ビン・スカリー氏は彼らのことをいつも期待しているコメントを言っておりました。
また、彼らの日本での実績も正確に伝えていました。
声も良く、聞きやすいい話し方ですので私は、
彼の実況を聞くことで、英語を勉強させて頂きました。
ビン・スカリー氏の動画を探していたら、第1回目のコラムで紹介した
「ジャッキー・ロビンソン」のイベントに参加したものがあった。
そこでの話で、ビン・スカリーとジャッキー・ロビンソン、
そしてジャッキーの奥様の3人で、アイススケートをした話をしていた。
ビン・スカリー氏すごいな~ジャッキー・ロビンソンと友達だったんだ。
以前、アメリカの友人に聞いたことがあり、
ドジャースの選手は、ビン・スカリー氏のことを
オヤジのように思っていると言っていた。
それだけ、彼はみんなに慕われた人だったんだと思いました。
彼は引退後、大統領自由勲章を受章したようです。
頑張りましたからね。アメリカを離れてからビン・スカリー氏を見ることはありませんが、現在もお元気のようでうれしいです。
もう一度、彼の実況が聞きたいものです。
ドジャース選手のサインボールとアメリカ在住最後の観戦のチケットです
今回も Gary でした
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?