星の轍


昨日あれだけ長いの書いたけど。
やっぱり星も大好きだよねっつって。
あっさりですが。(ほんとかな?)
慎太郎さんについてはちょっと待って。


兎にも角にもCOCOON 月の翳り星ひとつ大千穐楽おめでとうございます。
誰も欠ける事なく無事に終わって、無事に会場そしてライブビューイングに来た人全員繭期にプレゼントしてくれてどうもありがとうございます。
数あるTRUMPシリーズの中で今までで一番好きな話になりました。
セットも照明も衣装も演出も全部好き。


はじ繭で久しぶりにTRUMP、SPECTER、グランギニョル、マリーゴールド観て4月に本多でSPECTER観て(ちょうど同じ日にCOCOONチーム観劇してらっしゃったんですけどあの関係者席の圧すごかったね。下北なのにコクーンシートあるじゃんって)繭期ドンと来いだぜ〜今なら耐性あるもんね〜とか思ったら大間違いですよ!マリゴの阿鼻叫喚地獄絵図ほどではなかったけど(会場全方位から啜り泣く声が響き続けてたんだよ)

月については前述の通り(月についてってかフラ家の御子息についてだけど)
https://note.mu/myuuuuuuunn/n/nc11a30b0ec31
なので星ひとつについて。



TRUMPシリーズ基本的に矢印が繋がることのない一方通行の想いが交錯する話なんですよね。そしてみんなただひとつの星を守れずにいる。
星に手を伸ばした少年の手は星に届くことはなく、少年に魅かれた男の手も少年を守れず少年は星になってしまう。
希望と名付けられた少年は死に怯え、助けようとした少年は自らを星の代替として永遠の命を与えられる。希望は儚くも手から離れてしまう。
弟を守ろうとした少年は始まりの種の怒りを買い灰にされてしまう。
灰になってしまった少年と共に歩みたかった少年もその身を燃やされ灰になる。
たったひとつの星を守れなかった男は今度こそはと手を伸ばすが星々を守れずひとり残される。
誰もが大切なものを守れない。
星の轍だけが残る。



基本的にはウル視点のTRUMPなので話の筋は今までに観たものと変わらないけど。
結構削られているのでやっぱりTRUMPも観てねってなるよね。観てね。
まぁジョルモロのお笑いシーンとかはまぁ無くてもあれだけどアレンのミスリードさせるシーンがカットされてしまったのでやっぱり観てね。でもアンジェリコフィーバーとダリ卿登場シーンは削られないんだよなぁ。でも椅子人ちゃん達ちゃんと(ちゃんと?)服着てたからコンプライアンス!時代か〜!ってなったよね。アンジェリコフィーバー今回全く笑わずに踊るんだよね。私観劇した時会場めっちゃ笑ってたけど目の前であの表情で踊られたのでゾクゾクしました←


宮崎ウルって死にそうにないなって思ってたんだけど(コラ)(前ちゃんのえーちも死ななそうだよね)死に怯える姿やTRUMPを求め縋る狂気の眼がすごくて、圧倒されっぱなしだった。可愛い女の子をたくさんだの時の言い方と表情震えた。りりうむ〜〜
三津谷ソフィなんか若返っていってない??痩せたから??あの蔑むような目が嫌いだと様々な人に言われるけどあのクランにいたソフィはそこまで冷え切った目をしていなくて。養護院からクランへ移ってウルに出会えたことで希望や温もりを知ることが出来たんじゃないかなぁ。だからこそあの最後は辛すぎたよね。はじめて友達だと思えたウルを助けてやれなくて、それでも炎が消えるまでウルに覆い被さってウルを守ってくれたソフィ。ダリ卿はちゃんと分かってくれたよ。いい友達を持ったなってウルを抱きしめてあげてたよ。ソフィはずっとウルに囚われて女の子をたくさん集めたり薬にウルって名付けたりウルごっこしたりするんだよなぁ…はよ楽にしてあげてくれ…ソフィにいつか死が訪れる事があるならあの世でウルと共に手を取り笑顔でいてほしい。
ラファエロ〜!お父様からの愛も弟に奪われ守護者として生き続けなきゃいけないなんてほんとかわいそうだよーーーーダリ卿のばかー!デリコ家全員不器用か!!フリーダ様に怒られてしまえ!!
アンジェリコ様(もはや様付けがデフォルト)のアンジェリコフィーバー最高すぎてうっかりするとまた長論文叩きつけそうなんですけど。染様とのツーショット天才過ぎて5億回くらいいいねしたいです。君は誰が何と言おうと事実がどうであろうとフラ家の御子息だよ。愛されたい人に愛される事はなかったけどきみを愛してくれる人はたしかにいたんだよ。
ダリ卿ほんとお前さんはさぁ!トップオブザ不器用かよ!!椅子人とかいってる場合じゃないぞ!!おけまる水産とかいってる場合か!いなくなってからじゃ遅いって知ってるでしょう…ひとりだけ遺される悲しみや絶望もマルコの計算の内だったのかな。




私たちの心に鮮烈な繭期を残していったクランも今日で終わってしまった。
真白く柔らかな繭の中にあったのは優しく守られた少年達でなく血や呪いに弄ばれ深紅に染まった運命だった。

ずっと晴れることのないどんよりとした曇り空の下を歩いていけばまたいつか彼等に出会えるのだろうか。

いつかこの話にハッピーエンドは訪れるのだろうか。

多くの絶望という星の轍を残し歩み続けるソフィに死という優しい眠りが訪れるその時まで私達の繭期は続いていく。








全34公演本当に本当にお疲れ様でした。

想いが溢れすぎてそれしか言葉が出てこないよ。






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