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通訳者スタッフが知るムンビンのエピソード

(過去にTwitterに投稿したものですが、これもここに残しておきます)


ASTROとは何度か一緒に仕事をしたことがありますが、ムンビンにまつわるエピソードをいくつか紹介させてください。皆さんの心が和んでくれる事を願って。

私はアーティスト担当なので、担当になったアーティストとは密に連絡を取り合って仕事をしています。
ムンビンと仕事をした経験から言うと、彼は朝昼、そして夜中でさえ、会えば必ずまず最初にスタッフに挨拶する人でした。
常に礼儀正しく謙虚で、困った事があればいつも
「お忙しいところ申し訳ありませんが、◯◯をお願いできますか?」
と言いました。

ムンビンは決して私達に命令することなく、何か必要なものがあればいつも丁寧に尋ねてくれます。
食事を注文する時も、ムンビンは非常に我慢強かったです。
チャーハンができるまで40分かかったこともありましたが、彼はとても忍耐強く待っていました。
そして食事ができたら、必ず完食して食器をきちんと戻してくれます。

ある時、彼は少し体調が悪かったのですが、照明がつくと、痛みが消えたように踊り出しました。
まさに仕事のプロでした。
ダンスや歌に関してはとても几帳面で、セリフの練習を一人ですることもよくありました。

彼は甘いお菓子が好きで、『カッテトン』という名前のクッキーを用意したことがあるのですが、一人で3パック全部食べてしまいました。
その後、「このお菓子を家に持って帰りたい」と言うので、違う味のものを5パック買い足しました。
クッキーはとても壊れやすいので潰れないようにプチプチで包み、機内持ち込みで気をつけて持ち帰るよう伝えると、飛行機までの車の中で、まるで壊れやすい赤ちゃんのようにクッキーを大事に抱えていました。

私達の通訳チームは、ムンビンがマネージャーに申し出てくれたおかげでよく休憩をもらっていました。
韓国企業との仕事では、トイレや食事の時間さえ休憩時間として貰えることはめったにないんです。
特に私達が用事で走り回るので、現地スタッフの健康を気遣ってくれたのでしょう。

今、ついに月が星になります。
空高く、ムンビン。どうか安らかにお眠り下さい。

(2023.4.21 CHERRYさんのTwitter投稿より)


ビニが気に入って持ち帰った「カッテトン」というクッキーについて↓


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