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都筑先生の本「吃音は治せる」を読んで、親として悲しいが腹落ちしてしまった

吃音を専門とされている都筑先生の著書を、先生の相談室を訪問する前に読んだ。この本は現在廃盤になっているらしく、中古でないと購入できないプレミア価格。それでも読んでおこうと思ったのだ。

結論、納得した。ずっと認めたくなかったが、吃音は親の責任もあると私は理解した。

※ここで私が書くのは、自分が読んで、多分このnote書いてる今も悲観的に思い込んだことであり、一般の親に対する決めつけではないことを理解してほしい。

最終的に先生は「子供の性格と親の接し方のバランス」と丸く書いてくださっている。が、最後にある質問用紙に、親(主に母親とはっきり書かれている)と子供との接し方についての細かい質問があった。  

例えば…(一語一句同じではないと思うが)
下記のような事柄に私自身がはい、いいえで答えていく。

・食事の時にこぼしてはだめだと言ったか。
・幼児期から英語を習わせたか。
・ちょっと待ってと話を最後まで聞かなかった。
・話を遮った。
・発吃した時に動揺したか。

これらは、こういうことをしたことがダメだったのよ、と原因を定義してるものではない。
あくまでも親のしつけや接し方と、子供の感受性など受け取り方のバランスであり、それを数値化するために行われる質問だ。
分かっていても辛かった。どうしても、それがいけなかったのか?という考えにたどり着く。思い当たることがいくつもあったから。

涙が止まらずごめんねごめんねと思った。
そのしわ寄せが自分に来ればよかった。生まれた時のこの子は何ともなかったのに、私と接したことで、私が母だったことで、こんなに苦しめてしまった。彼女の一生を変えてしまった。

でも、「吃音は親のせいではないですよ」と言われて、原因が分からないままよりずっと良かった。
向き合うものがあり、できることがあるほうがずっと楽だ。

ここから諦めずに、どんなことでもするつもり。

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