質問のまとめに生成AIを活用するといいよ、という話

東京通信大学の某村で「これはnoteに書こうと思ってます」と宣言したので書きます。有言実行。素晴らしい。


この記事の要約

  • 前提

  • プログラミングの問題は是非自力で取り組んで欲しい

  • 質問する時にこそ生成AIを利用できる

  • 実例

多分こんな感じだと思います。


前提

東京通信大学の情マネ学生を対象としていますが、別に人福の方が見ても社会人の方が見ても損はしないと思います。


プログラミングの問題は是非自力で取り組んで欲しい

プログラミングの課題がいっぱい出て「ひーッ」と思っている方もいれば、「こんなの生成AIに任せればいけるやろ」って思ってる方もいると思います。課題に対して生成AIを使って良いのか悪いのか、という判断はこの記事では行いません。それは指導要綱等に基づいた上で大学が判断することだからです。
私から言えるのは、上記の通り「自力で取り組んだほうが長い目で見て自分の力になると思うよ」です。
私が苦しんだんだからお前も苦しめ、と言っているわけではありません。

英語等の語学でもそうですが、プログラミングも読んでなんとなく「ふーん」で終わらせるのではなく、実際に書いたりする中で身につくものだと考えています。
私は2022年度に中谷先生の東京通信大学の初級プログラミング(以下初プロ)の授業を受講しましたが、記憶がある中で最もわかりやすいプログラミングの授業でした。めちゃくちゃ丁寧に1から説明してくださいます。課題もそれぞれの授業内容が身につくものが設定されています。
わかりやすいといっても初プロの課題では何回か躓き、プログラミングワークショップで相談することで先へ進むことができました。

この”躓く”が非常に重要だと思っています。
もう少しいうと、”躓いた上でできるようになる”が重要だと思います。

自分で躓いてそれをなんとか取り組むことで「資料に書いてあったなにか」を自分の中で反芻し、理解し、クリアすることで「身についた」と実感する。これら一連の流れでもって力として身につけてゆけたと感じています。

それに、生成AIっていったってなかなか一回で正解は出してくれません。
私は業務で「こういうちょっとした処理ができるものが欲しいなあ」となった時に、生成AIにざっとしたものを書いてもらってそれを手直しして実際動くものを作る、がスタンダードになりつつあります。が、そういった手直しができるのも、初プロ・プロ演・実プロ・Webプロ等の授業で頭から煙を噴きながら取り組み、身につけてきたからだと思っています。

とはいっても躓いた時には「もうだめだ~~」って悩んじゃうし、先生に聞くにしてもどう聞けばいいんだってなっちゃいますよね。
ということで「質問の仕方を生成AIから学び」ましょう。


質問する時にこそ生成AIを利用できる

多分ここから下は他の学部の方でも社会人でも活用できる内容です。むしろやれ。特に新入社員とか。やれ。

以前のnoteにも書いたのですが、初プロや各種演習の先生ははちゃめちゃな数の学生さんを相手にしています。対応のために数年GWやお正月をゆっくり過ごせない先生もいるとか。悲しい。
凄まじい数の質問を日々受けている先生は、課題に対する回答を直接言うことはできません。「ここで困ってるのかな…だとしたら答えに結びつくためにはこの資料を見てもらえば…」という、直接答えを伝えるより数段高度な技を駆使しているわけです。
質問したとしても「自分が望む回答が得られない」のがむしろ普通なのです。

というわけで、生成AIを利用して質問文を作り、自分が望む回答が得られる打率を上げましょう。

まず、@ROOMにせよCODEROOMにせよ、質問はメールのような形式でやりとりがされます。電話やLINE通話等とちがってリアルタイムのコミュニケーションはできません。これを「非同期コミュニケーション」としておきます。
非同期コミュニケーションでは何が大切かというと、
解決に際して相手が必要な情報を、なるべく1度で記載すること
です。

例えば対面や電話のコミュニケーションの場合。これを「同期コミュニケーション」と言っておきます。
一度にこちらがやってほしい内容や情報をべらべらべらべらと捲し立てると相手は情報を処理しきれなくなります。

こんなことされたキレるわという一気にまくしたてられる例

この場合は「相手のタイミングに合わせて情報を小出しにしていく」ことで、スムーズに進めることができます。

理想的な同期コミュニケーション

この「相手のタイミングに合わせて情報を小出しにしていく」はあくまで同期コミュニケーションの場合に有効なのであって、非同期コミュニケーションでやられると質問を受け付ける側は怒りで七転八倒します。

なんもわからん非同期コミュニケーションの例

非同期コミュニケーションでは、一気に情報を送ったほうが良いのです。

理想的な非同期コミュニケーションの例

でもさ、「できない~~~~~」ってなってる時に何を書いたらいいかもわかんなくなるじゃないですか。
そういう時に生成AIの力を借りるのです。ChatGPT等の文章生成系AIは、名前の通り文章を作るのに特化しています。

実例

[問い合わせ先]へ、[問い合わせ内容]というお問い合わせをしたいです。
5W1Hに則った質問文を作成するにあたって、上記の他にどういった情報を加えればよいか教えて下さい。

て書いてGPTに投げてください。
これを書き加えてくださいってのが返ってきます。
書き加えた上で「上記の情報を加えた上で、[問い合わせ先]へ問い合わせる文章を作成して欲しいです」って再度投げます。
ちゃんとした文章で問い合わせ文を作成してくれます。
これだけです。

これを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!これをやってくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!全人類やってくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

私は普段社内から各種問い合わせを受ける立場なのですが、老若男女これができない人が本当に多いです。
特に若い人は「◯◯ができません」とだけ送って来て、こっちの反応を伺うみたいなことがメッチャクチャ多いです。
最初から全部書け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!会社も大学も問い合わせ受ける側は仕事なの!!!!!!!!!!LINEで友達と話してるのとは違うんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

はい、以下の画像が実例です。
結構適当に入力してもちゃんと整えてくれます。よかったね。

ChatGPTで質問文を作成した例

なんでこれをやってくれと言っているか。
かつて質問文がぐちゃぐちゃで何を質問しているのかもわからない質問をすることが多い部署がありました。
「騙されたと思って一度質問内容をChatGPTに投げて、”質問内容を整える”をしてもらってください」
をお願いしたら、問い合わせの際のコミュニケーション力がメキメキ上がったんです。
実例があります。
あるのでやってみてください。
打率上がんなかったらごめんね!

おしまい

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