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物事に固執しないマインドセット 考え方を柔らかくする手法「焦点の移動」について【朝活4】

本日も朝活アウトプットnoteです。
考え方を柔らかくする手法・思考のベクトルを再確認する手法として、「焦点の移動」というテクニックを紹介します。自分や他人の考え方を軟化させる時に使える心理的効果です。
(『図解モチベーション大百科』より)

焦点の移動とは?


ある実験が行われました。
仕事が「面白くない」と考えている従業員に以下の質問をしました。

Aグループの従業員たちには、「なぜそのような仕事観をもつのか?」と聞きました。

Bグループの従業員たちには、「そう考えることで仕事にどう役立っている?」と聞きました。

結果はAグループの従業員のほとんどが、「仕事は面白くないものだ」という自分の考えに固執しました。
一方で、Bグループのほとんどの従業員はメリットがないことに気づき、そのうち一部は、「どうすれば仕事を面白くできるだろうか?」と考えはじめました。

結論↓
人の考えは、

"理由"をたずねると強化され
"目的"をたずねると軟化する

  傾向がある。

「なぜそんな風に考えるの?」と聞くと、相手の哲学はますます強化されます。「なぜ」という言葉は過去に意識を向けさせる効果がある。過去に意識を向ければ向けるほど、思い込みやそれまでのアイデンティティを(正しいか間違いかは関係なく)を強めることになります。

もちろん、思い込みやアイデンティティが必要な場合もありますが、その考え方の方向性が「これから自分が向かうべきあり方なのか」を再評価することが必要です。

 例えるなら、大掃除の時に出てくる"旅行先で買った不要なお土産"に似ています。お土産を買った理由は思い出や旅行中のテンションなど様々あります。なぜ?と考えると過去に意識が向き理由が出てきます。しかし、それが使えるかどうかというと、どうでしょう?再評価をすれば捨てるということもありですね。

私たちは無意識に「自分はこういう人間だ」というアイデンティティに矛盾しない行動を取るそうです。

しかし実際は、同じものを好んだり、嫌ったりする同じような振る舞いを続ける理由はないのです。


その考え方は「今の自分にとって有用なものか?」を考えていく、ことが大事ですね。
自分のマインドセットや他人とのコミュニケーションの参考になる考え方「焦点の移動」のまとめでした。ありがとうございました❗


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