見出し画像

ド素人がカメラを買うまで

タイトル通り、カメラなんもわからん超初心者がカメラを買った時の話です。
ツッコミどころが多いと思いますが温かい目で見てほしい。


2022年に入ってから、突然私の脳内はカメラに支配されました。
「カメラ…ホシイ…ホシイ…カメラ…」
そう呪文のように呟いていました。

呪文を唱えるようになったきっかけ

私は元々写真を撮るのが好きです。
旅行が好きで、旅先で風景の写真を撮るのが好き。
ただ、一眼カメラをわざわざ買うほどの気持ちは全くありませんでした
しかし2021年の年末、大阪旅行で滝の写真や駅の夜景をスマホで撮ってみるとまあ綺麗に撮れない。

滝は長時間露光モードで撮ると当たり前に真っ白。
ズームしたらめちゃくちゃ粗い。
夜景もなんかノイズでザラザラしてる。
やっぱちゃんとしたカメラじゃないとアカンのか。

そして年を越し、近所でやってた氷の彫刻のライトアップを見に行くと、周りは一眼を持った人だらけ。やっぱりスマホじゃありきたりな写真しか撮れない。
これはもう一眼を買うしかないのか…と次第に思うようになりましたとさ。

さて、どのカメラにする?

一眼を買おう。
そう思ってネットで「一眼レフ」で検索。
おい。多すぎる。メーカーも機種も多すぎる。
どれ買ったらいいんや。マジで。
そもそも一眼レフとミラーレスって違うんか、何がどう違うんや。
調べれば調べるほど私の頭は大混乱しました。

まずメーカーを絞りました。
Canonにしよう。

なんでCanonかっていうと、
・CMめっちゃやっててカメラといえばCanon、という刷り込み
・友達がCanonのカメラ持ってる
・会社の備品の一眼レフがCanonで操作に慣れていた(なお先日会社の備品はNikonであることが判明しました。人の記憶ってテキトーなもんだね。)

友達に「Canonのカメラってどう?」と聞いてみました。
「いいよ!」って言われました。
多分どのメーカー使ってても「いいよ!」って言うと思う。

この時点で検討していたカメラは、
・Canon EOS kiss M2(ミラーレス)
・Canon EOS kiss X10i(レフ)

kissシリーズはCanonの入門モデルで、初心者でも使いやすいと評判でした。
それなら私もkissでいいか、と思ったのです。
ちなみにこの時点でファインダーのない機種は除外していました。
今でこそ撮影時にファインダー見るか液晶見るかは半々くらいですが、会社の備品カメラを使っていた時に、液晶よりファインダー見る方が撮りやすいな…と個人的に思っていたからです。

ただなんせ高い買い物なので失敗したくない。
ミラーレスと一眼レフ、どっちがいいんだ、と調べました。ネットの記事やらYouTubeやら色々。

するとミラーレスのほうが、
・カメラに鏡(レフ)が入っていない分軽くてコンパクト
・シャッターを切る前に色味や明るさ等写真の完成形がファインダーでわかる(一眼レフのファインダーではできない)
・これからの時代はミラーレスが主流になる、一眼レフのレンズは新しく作られることが減り選択肢が狭くなる可能性が高い
ということで、ミラーレスに絞って検討することにしました。

となると買うのはkiss M2ということになるか……

Canonの公式サイトやカタログを見たりして想像を膨らませ、家電量販店でも実機を触ってみました。
小さい。軽い。どこにでも持っていけそう。
レンズ2本付きで10万ちょっとで買えてしまうし。
もうこれにしようか…と春にほぼ決めていました。


しかし、Twitterを見ていると、Canonの新しいミラーレスが出そうだ、とザワついていました。
CanonのEOS Rシリーズ(Canonのミラーレス一眼シリーズ)にAPS-Cセンサーのモデルが2機種出る、と。
それまでEOS Rシリーズはフルサイズセンサーのモデルしかなく、エントリー機に近い価格帯のものはほぼありませんでした。
ここでフルサイズAPS-Cってなんやねん、ってなりますよね?私もなりました。

私には説明が難しいのでソニーさんに任せた。
要はカメラボディについてるセンサーサイズの違いです。
フルサイズのほうが描写力が高い、暗い所に強い。
APS-Cのほうがカメラがコンパクトで安い、画角が狭くなる分被写体を大きく写せる。
私は望遠で写真を撮るのが好きなので、センサーサイズが小さいため画角が狭くなるAPS-Cのほうが好都合でした。予算にも収まるし。
噂通りCanonはEOS R7、R10の2機種を発表。
私はお手ごろなR10を購入しようと決めました。

レンズキットは標準ズームレンズ、高倍率ズームレンズの2種類ありましたが、望遠域をカバーできる高倍率ズームレンズの方にしようと思いました。
何でkiss M2の購入をやめたかというと、Rシリーズの拡大によってkissシリーズが終了する可能性が高いことと、kiss M2とRシリーズではレンズに互換性がなく、Rシリーズに買い換えた場合レンズが使えなくなることからです。

しかし私は決められない女。「何食べたい?」って聞かれても「なんでもいい」って言いがちなアカンやつ。
そしてお店に行ってもメニューとにらめっこしてなかなか決まらない。
そんな人間が高い買い物を即決できるわけがありません。
一応他のメーカーのカメラも比較しとこ!となりました。
ということで比較検討したのが、SONY α6400Nikon Zfcです。

どちらもめっちゃ人気のAPS-Cのミラーレス一眼。
悩みました。比較なんてしなければよかった。
ここまでくると「自分がカメラを選ぶにあたり譲れないポイントを明確にしておく」というのが大事だな、と思いました。

【個人的に譲れないポイント】
①背面モニターがバリアングル式
②内蔵ストロボ
③ファインダーがついている
④カメラを握りやすい

①背面モニターがバリアングル式
バリアングルは背面モニターを左側に開き、上下方向に回転できます。 

こんなかんじ

α6400はチルト式でした。縦構図やハイアングル、ローアングルが撮りにくいかも……と思いました。
バリアングルかチルトか、人によって好みが分かれるのですが、私はバリアングルにして正解でした。
Canonは基本バリアングル式を採用しています。他メーカーは下位機種はチルト式が多いかも。

②内蔵ストロボ
一眼カメラで内蔵ストロボ(フラッシュ)ありって実は意外と少ないです。
わざわざ一眼使う人ってストロボは別で買ってカメラに装着して使うので。
でもストロボ使いたいじゃん。

ストロボを使った撮影の一例。
雪にストロボの光が当たって綺麗な玉ボケに

比較した機種の中で内蔵ストロボありはR10だけでした。

③ファインダーがついている
これは3機種すべてクリア。前述の通り、早い段階でファインダーなしの機種は除外しています。
一点、α6400のファインダーの位置が気になりました。R10とZfcはカメラ(厳密にいうとレンズ)のほぼ中央についていますが、α6400のファインダーは、カメラを裏側から見て左上についています。
利き目が右だったら構えた時になんか不格好じゃない…?と個人的に思ってしまいました。
まあ私の利き目は左なのであまり気にしなくてもよかったのかも知れません。

④カメラを握りやすい
右手でグリップをしっかり握りこんでカメラをホールドできるか。
ハイアングル、ローアングル撮影の時に手が滑ってカメラがガシャ-ン……なんてことになったら泣ける…
Zfcではデザイン的にちょっと厳しそうでした。(エクステンショングリップを別途購入すれば握りやすくなる)
特に大きくて重めのレンズを使う場合にグリップは大事だと思いました。

厳正なる審査の結果、EOS R10の購入を閣議決定。
…………と思ったでしょ?


私を惑わせたフルサイズ、EOS RP

CanonのEOS Rシリーズにはもともとフルサイズセンサーの機種しかありませんでした。
フルサイズのカメラは高い。
その常識を思い切り覆したバケモノカメラ、EOS RP。

実はボディはR10と同価格。フルサイズなのに。
さてどうする……???

実際この2機種、迷う人が多いのか比較記事や動画がめっちゃ出てました。めっちゃ見た。
結局R10にしました。

やったね
買って8ヶ月でレンズが2本増えたよ、おかしいなぁ…

理由としては、
・R10についてくるレンズの方が広角から望遠まで幅広くカバーできる
・オートフォーカス(自動ピント合わせ)の性能
・測距点(カメラがピントを合わせてくれるポイント)が多い
マルチコントローラーの有無

R10は10万円前半台のカメラにしては珍しくマルチコントローラーというものがついています。ゲーム機のアナログスティックのめっちゃちっちゃいやつみたいな形。
これをぐりぐり動かしてピント位置を合わせるのがめちゃくちゃ快適。もうマルチコントローラーのないカメラ使えません。

なかなか決めらない性格のおかげで、満足のいく一台を選ぶことができましたとさ。
初心者だけどカメラはちょっと長く続けられそう、そんな私にとっては最適な選択ができたと思っています。
そうはいってもいつかは欲しいよね、憧れのフルサイズミラーレス…

5000兆円ほしい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?