蜜様

『泣くなら、ひとり』
これは壇蜜ダイアリーというグラビアタレントの壇蜜さんの日課である日記を纏めた本の題名です。この題名を誰が付けているのかは知りませんが、私はこの言葉を座右の銘にしています。
さて、最近心が澱んでいます。なのでこの状況でnoteを書くのは座右の銘に反しているかも知れません。ですがbadモードでも自分の好きなことを制限したくないにゃぁ。ということで、こんにちは、人間の弱さとググってみたら“庇護欲”、“虚栄”とあり、また一つ賢くなったと拗らせているBitchです。

 人生に意味などを探す時、私は壇蜜ダイアリーを読みます。壇蜜さんは言わずもがな、知的な方ですから本やエッセイなどたくさん書かれています。が、私は壇蜜ダイアリーを読みます。冒頭で書いた様に日記が本になったもの。多くても15行ほどの日記が淡々と並べられています。なので、良いのです。一つ一つの文章が私の様に嫌にしつこくもなく、ねちっこくもなく、大好きです。
 この本を読むと人生に意味など必要なく、見出したい方、見いだせた方が、素晴らしい。それだけだと折り合いがつけられます。

 壇蜜さんの何が好きかと問われれば、しなやかな強さと答えます。私は壇蜜さんは経済的にも精神的にも自立した女性というイメージがあります。「1人で生きられる自信がついたから結婚した」と何かのインタビューで発言されているのを読みましたが、“自立”が彼女を表している言葉では無いかと思っています。
 しかし、それが誰であれ、人を神格化するのは嫌なのでここで留めますが、一つ確かなのは下手すりゃあ一生中卒フリーターもあり得た人間が資格を取得しようと学校に通ったのは、依存から我にかえれたのは、毎朝ベットから起きられるのは(…え?朝は人生に絶望するものですよね?)、蜜様のお陰です。当たり前ですが私の様なものは、蜜様とは会ったことも話したこともありません。ただ、彼女の仕事や、生きる姿に影響を受けています。きっと誰しもが経験する人間や人生の素晴らしさを私はこの様にして感じることができできるのでしょうね。

 さて、今年も無事春を迎えられそうです。
春なのに、私はまた自分のことしか考えておらず、自己嫌悪に心乱れる日々です。合格や卒業。出会いや別れ。他人が発したおめでとうに涙してしまう方を知りました。
地震に、停電に、戦争に…。「どうぞご無事で。」

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