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『2020年の世界の真実』読了

馬渕睦夫が読み解く『2020年の真実』-百年に一度の大変革期が始まっているー読了。
・1917年から2016年までを特徴づけた時代精神はグローバリズム。1917年のロシア革命に始まる共産主義拡散時代を経て、ソ連崩壊による東西冷戦終了後はグローバル主義が世界を席巻した。
・共産主義とグローバル市場主義は、「国境を廃して、国家を忌避して世界の統一を目指す」というイデオロギーで共通している。規制なき資本主義の終着点。
・イギリスのEUからの離脱、ドナルドトランプ大統領選出が新秩序の勃興を象徴する出来事。→ナショナリズムの台頭。
・ナショナリズムの時代とは、国民国家(主権国家)の利益を重視する世界秩序の時代。アメリカファーストならぬ、各国ファースト。
・ディープステートとは、ユダヤ系左派のグローバリストを中核とする、目に見えない統治者。マネーの力で国境なきグローバル経済を支配する国際金融勢力などのエスタブリッシュメント層。
・東西冷戦時代のソ連の共産主義化=社会主義化=ディープステートのグローバル市場化
・世界の構図が常に、国家対国家とは限らない。
・日本は逆走のトップランナー。改正出入国管理法で移民増大など。大量移民を受け入れて多文化共生社会を作るなどとは、メディアの空虚な言葉。移民は必ず、国家vs国家を作る。地域住民との対立や摩擦が激化して、治安が悪化する。
・ポリティカルコレクトネス(ポリコレ)。性別、人種、民族、宗教などに基づく差別や偏見を中立的な表現を用いて是正すること。
・敗戦利得者に牛耳られた日本。GHQの公職追放令によって空いたポストに座り、GHQの占領政策に迎合して役職を得た人。GHQの支配=ディープステートの支配。
・日本弱体化路線。メディアのプレスコード、唯物論教育、日教組の平和教育。
・大東亜戦争はスターリンの謀略だとするコミンテル悪玉説が横行しているが、ルーズベルト大統領とその側近、つまりディープステートが日本に戦争を仕掛けた。目的は中国を共産化だった。
・ディープステートにとって邪魔になるのは、「健全なナショナリズムを有する国家」。リベラルな国際協調秩序と内なる圧迫によって弱体化する。内なる圧迫は、フランクリン学派の批判理論を用いる。=あなたが不幸なのは、社会が悪いからだという考え方。アメリカでは「マイノリティは社会の被害者」として社会を分断した。日本に持ち込まれたイデオロギーは「女性が輝く社会」。これは「会社へ行って働いて輝け」というもの。家庭で働いて輝く人もいるので、これは失礼な押し付け。温暖化やLGBTもディープステートの戦略。
・Qアノン=ディープステートを批判する団体
・2025年に中国共産党は終焉する。理由は70年以上にわたって権力を握り続ける政権は世界中のどこにもいないから。ジャック・アタリの著書より。
・共産主義革命家とディープステートで異なるのは、前者がボルシェビキ的暴力革命で既存の国家を壊すのに対し、後者は経済支配と文化破壊に焦点を合わせている点。そのため、ディープステートは目に見えにくく、察知されにくいのが厄介。
・ディープステートにとって、天皇は厄介な存在。女性天皇や女性の宮家創設は有史以来の国難。天皇はすべて神武天皇の男系血筋。男系血統によるY染色体の継承を守ることで、高天原の霊性を継承できる。Y染色体を失えば、天照大神と一体化できず、国家の安泰と国民の幸せを願う天皇の祈りは力を発揮できない。



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