『子どもを東大に入れる母親のちょっとした習慣術』和田寿栄子著 読了

東大卒の医者である和田秀樹の母の家庭教育論。
・親ならば、一生を幸せに生きていける、一生、食べるに困らない生きる力を子どもにつけさせるべき。
・謙虚であっても卑屈な人間になってほしくない。たとえいま、没落していても、「あなたは名家の出身。やればできる」と、自分自身に誇りやプライドをもって、自分ならできるという自信をつけさせた。
・誇りをもつ上で、家族の物語や歴史はとても重要。それを伝える。
・頭がいいこと、学歴が高いことがかっこいい。親がそういう人間を素直に尊敬する姿勢を見せる。
・卑しい金持ちより、気品と知性ある人間に憧れを持たせる。
・家庭のなかでは当たり障りない「建前」だけではダメ。建前は「みんなと同じ」が何より大切になってしまう。下品や愚かな人間には「こんな人間ろくでもない」と、ハッキリ本音を伝える。
・母親の家は貧しかった。きちんと稼げず貧しいと、どんなに辛い思いをしなくてはならないかを伝えた。
・勉強しないで損をするのはあなた。
・子どもには社会の本音(現実)をどんどん話して聞かせる。お金持ちがルールを決めているので、日本ではますます貧富の差が開いている。
・勉強はしたけれど、思うように成績が上がらなかった親は、そのことを正当化しようとするため、「あきらめ」を口にする。これはよくない。
・子どもに健全な「負けん気」を育てる。
・周りの子どもと違っていても気にしない。
・親はふつうではなく、特性を探すべき。
・社会のルールやマナーはしつける。
・小学校卒業までの12年間は親が子どもの学力をつくる。習慣づけ。
・健全な負けん気と基礎学力があれば、思春期がきても大丈夫。
・親も禁欲的になり、本気を伝える。
・子どもに最高の環境を与えるために、二度転校。最高の環境を与えるために労をいとわない。
・上には上があることを知らせ、慢心を防ぐため、塾も上位塾へ転校した。
・教育にだけはお金を出す姿勢を示す。
・子どもに厳しくするなら、親も自分を律する。子は親の背中を見て育つ。
・自分ができる範囲で、子どもに勉強を教える。状況を把握でき、コミュニケーションが取れる。
・子どもの食育に手を抜かない。=体が資本と教えることができる。
・命がけで産んだ子どもだから、育てるのも命を張る本気と覚悟が必要。
・親だけはどんな時も子どもの味方。
・子育ての責任はすべて親にある。
・子どもの能力を最後まで信じ切ることが親の最大の務め。


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