見出し画像

ゴールドラッシュ / Gold Rush

デザイナー:Reiner Knizia
アートワーク:Karl Heinz Daxl, Sai Beppu
出版社:Hans im GlückSUNNY BIRD
プレイ時間:20分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

偽金に注意して金貨を山分けしていくゲームです。元々はゴールドラッシュに沸くアメリカが舞台でしたが、最近発売されたサニーバードさん版は動物モチーフに変わっていて可愛くなりました

ゲームはクニツィア最初期の作品。非常にシンプルなカードゲームです。カードの内容は大きく分けて2種類。動物カードとお金カード。さらにお金は金貨と偽金に分かれています。

プレイヤーには、金貨の分け前を貰う権利チップが3枚渡され、ゲームが始まります。特に手札はなく、各プレイヤーは手番に山札のトップを引きます

動物は種類によって置ける場所が決まっている。

引いたカードが動物であれば、あらかじめ決められた列に配置します。この時、その列に権利チップを置いても構いません。置いとくと、ゲーム終了時にその列に並んだ金貨の分け前が貰える。

引いたカードがお金であれば、それを既に動物がいるどこかの列に置きます。各列は置けるお金カードの最大が6枚なので、それを越えるような置き方もできません。動物がいる列が全てお金パンパンになってるか、最初の動物を引く前にお金を引いたらその時は動物のいない列にも置けます。

邪魔する?それとも相乗り?

これをひたすら繰り返していき、全てのカードが場に置かれたらゲーム終了です。得点計算は列ごとに実施します。最初に各列のお金の合計を計算。この時、偽金は0金です。

合計が出たらその列に置かれたチップの数で割り算して、チップの持ち主にその割った結果が貰えます。同じ列に複数枚チップを置いているプレイヤーには、もちろんその置いた分だけ貰えます。

全ての列で得点計算をした結果、最も金貨を稼いだプレイヤーの勝ちです。

■遊んだ感想

中盤から強烈に襲いかかるジレンマ。

山札からカードを引いて場に出すだけなのですが、人物カードがとても嫌らしいです。人物カードは各列5枚までしかないため、そもそも各列に対してベットできるのは5回しかありません。だからと言って金貨があまりない列に早めにベットしても、各列に置ける金貨カードの数は決まっているので、他のプレイヤーに偽金を置かれてしまうかもしれません(逆に相乗りしてくるかもしれませんが)し、様子を見てもその人物カードをもう一度引ける保証はありません。

旧版はこんな感じのデザインです。金貨の枚数とか書いてないので、数えるしかない。

これはもう運次第の何者でもないのですが、中盤辺りからチップを置くのか置かないのかの2択が強烈に襲いかかってきます。チップの数が各プレイヤー3枚ずつしかないのも、この2択を悩ます要因です。

シンプルなルールの坊主めくりゲームなのですが、チップをいつどこに置くのかがとても楽しいゲームです。プレイ時間も短めなので、サクッとジレンマに苛まれたい時に取り出したい感じです。

日本語版はサマリーが付いていたりして、遊びやすくなっていたり、コンポーネントの色々なところに箔押しがされているのがグッドです。

ちなみに、レビュアーズで旧版の時にも書いてました。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★★☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★★☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★★☆☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?