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キャントストップ / Can't Stop

デザイナー:Sid Sackson
アートワーク:Klemens Franz, Arnold Reisse, Gabriel Laulunen
出版社:New Games Order, LLC, Ravensburger, franjos Spieleverlag
プレイ時間:30分
プレイ人数:2~4人

参照:BoardGame Geek

■ゲーム内容

ダイスを降って、ゴールを目指すプレス・ユア・ラックのゲームです。手番には4つのダイスを振るだけと言う簡単さ。

しかし、コマはダイス目の数だけ進むとかそういうのではありません。ボードには2~12の数字が書かれており、7を中心にして山なりとなっています。

プレイヤーは4つのダイスを振った後で、それらを2つずつに分けて、それぞれのグループの目の合計と一緒の数字の列を1つ進めます。これをプレイヤーは自分で止めない限りひたすら繰り返す事ができます。

例えば、2と3・1と6に分けて5と7の列を1つずつ進める事ができる。

問題なのは、プレイヤーに与えられているコマ。コマの数は3つしかなくダイスを振る度に、コマを配置or進めなければいけません。

どちらもできなければ、即手番終了でそれまで進めていたのも無かった事にされてしまいます。

と言う事で、どこかのタイミングで手番の終了を宣言してセーブポイントを作っておく必要が出てくるわけです。

黄色プレイヤーが3列目として、5の列を踏破したので黄色の勝ち!

各コースは誰かがゴールすると、その数字は降ってもコマを配置したり動かしたりは出来なくなるため、『7』などの比較的出やすい目が使えなくなると、徐々にバーストしてしまう可能性が上がってきます。余計にどこでやめるかが悩ましくなるわけです。

最終的に規定数ゴールまで到達したプレイヤーが勝利します。

■遊んだ感想

全て運任せとはならないチキンレース。

シンプルなチキンレース的なゲームなわけですが、ダイスを切り分ける事ができるため、運の中に考える余地が生まれます。また、切り分けられる事で「意外と何とかなるだろう。」と考えやすく、文字通り『止めることができない』作りになっているように感じます。

中盤、ゴールしやすい目が塞がれていく事で、少しゲームが停滞してしまう事があるため、思ったよりもプレイ時間が長引いてしまうことがあるのは弱点かなと思いますが、チキンレースのギリギリをダイレクトに楽しめるため、老若男女問わず遊びやすく面白さのポイントも分かりやすいゲームです。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★☆☆☆
運の要素     :★★★★★★★☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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