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恐怖の古代寺院 / Tempel des Schreckens

デザイナー:Yusuke Sato
アートワーク:Irene Bressel, Marcin Makowski
出版社:Schmidt Spiele
プレイ時間:15分
プレイ人数:3~10人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

新ボードゲーム党から発売された『タイムボム』のリメイク版になります。タイムボム自体は様々なパブリッシャーからリメイクされており、アークライトをはじめ、フランスのイエロ社などからもリメイクが発売されています。こちらは、ドイツのシュミット社から発売されたバージョンです。

こちらのバージョンではルールに少し変更が入っており、プレイ人数が10人までに増えていたり、引いてしまうと敗北してしまう罠カードが複数枚に増えていたりします。

ゲームは人狼ゲームのような招待隠匿でプレイヤーが秘密裏に探検家チームと守護者チームに分かれるところからスタートします。

最初にプレイヤーにはランダムに役割カードが配られます。これによって探検家チームと守護者チームに分かれるわけですが、守護者チーム側の人数の方が少なくなっています。

探検家チームの目標は『宝物を全て公開する』事で、守護者チームは『罠を全て公開する』か『ゲーム終了まで、宝物を全て公開されない』事が目標になります。

チームが決まったら、各プレイヤーにはカードが配られます。カードは『宝物』『罠』『空き部屋』の3種類があります。プレイヤーはカードを確認したら、それをシャッフルしてランダムで自分の前に裏向きで並べます。プレイヤーは自分に配られたカードの内訳は分かりますが、場所は分からない状態になります。

鍵をプレイヤーに渡し、選ばれたカードを公開する。
常に鍵をもつプレイヤーが手番となる。

ここまで終わったら、スタートプレイヤーが自分以外のプレイヤーのカードを1枚選択し、そのプレイヤーに鍵を渡し、選ばれたプレイヤーは指定されたカードを公開します。

その後、今度は鍵を受け取ったプレイヤーが同様の事を行います。これを繰り返して、プレイ人数分のカードを公開したらラウンド終了です。

ラウンド終了後は、残ったカードを回収し、プレイヤーに配り直します(先程より1枚ずつ配られるカードは少なくなります)。以上を繰り返しながら、残り1枚になったら、ゲーム終了です。

公開されたカードはラウンド終了時に中央に集められて、枚数が分かるようにします。

ゲーム中、各プレイヤーは議論を交わす事が可能で、自分の手元に何のカードが何枚あるのかを情報として提供する事が可能です。もちろん、嘘をついても構いません。情報の出し方は「僕の所は宝が2枚あるけど、罠も1枚あるから引かない方がいい。」みたいな感じですね。

■遊んだ感想

脱落せずに最後までゲームに参加できる招待隠匿。

招待隠匿の中では比較的遊びやすいゲームだと思います。全てのプレイヤーが脱落せずに最後までゲームに参加できますし、途中で守護者であることがバレても手札は平等に回ってくるので、手元の宝を誤魔化したりする事ができます。

誰に鍵を回すのかも重要で、守護者に渡ってしまうと下手をすれば守護者同士でひたすら回されてしまう可能性もあります。

やることは結局誰かのカードを選ぶだけなので非常に簡単で高学年の小学生くらいであれば、充分楽しめるのではないかなと感じます。


ルールの複雑さ  :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★★★☆
運の要素     :★★★★★★★☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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