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トランプ、トリックス、ゲーム! / Trump, Tricks, Game!

デザイナー:Günter Burkhardt
アートワーク:Oliver Freudenreich, Sai Beppu
出版社:Phalanx Games B.V., 数奇ゲームズ
プレイ時間:45分
プレイ人数:3~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

狩猟をテーマにしたトリックテイキングです。マストフォロー切り札あり。カード構成は4スートでランクは1~12。

ゲームは4ラウンドで行われ、最初の3ラウンドと最後の1ラウンドでルールが変わります

ゲームの最初に各ラウンドでの切り札スートが決まります。毎ラウンド、切り札となるスートは変わります。

右から左に向けて、1から4ラウンド目の切り札スート。

切り札が決まったら、ゲームのスタート。

最初のラウンドでは手札が配られます。手札を確認したら、マストフォロー、切り札ありのトリックテイキングを行います。

ただし、人数に応じて1ラウンドで取れるトリックの数が決められています(4人なら3回、3人なら4回)。上限までトリックを獲得したら、それ以降はカードはプレイするけど、トリックの判定に入ることができなくなり、勝つ事ができなくなります。

勝てる回数が決まっているので、最初に勝ちすぎるとスートが片寄ってしまったりして、あまり良くない。

ラウンドが終わると、得点計算です。得点は獲得したカードのスート数×カードに書かれた足跡の合計

それが終わったら、次のラウンドに移りますが、カードの配り直しは行わず、先のラウンドで獲得したカードをそのまま手札として使用します。

足跡の数が14で4スート揃えているので、このラウンドの得点は56点。

これを3ラウンド目まで繰り返します。最終ラウンドは足跡は関係なくなり、シンプルに1枚辺りの得点がスート毎に指定され、トリックの獲得制限も無くなります。取り放題

最終ラウンド。1枚辺り猪が3点、狼が1点、エルクは2点。4点の熊は取れなかった。

4ラウンドトータルで最も得点の高いプレイヤーが勝利します。

■遊んだ感想

しゃがむ事の重要性。

最終ラウンドに向けて手札を整えつつ、各ラウンドでも点数を稼いでいきたいワガママを通していきたいゲームです。最初の方に勝たされてしまうと次のラウンドでスートが片寄ったり、弱い数字を取らされてしまったりと良くない事が多く、適度に他のプレイヤーを勝たせるような動きが必要になります。

最後のラウンドにトリックが取り放題になるので、最終ラウンドの切り札スートを気にしながら、その前のラウンド、そしてさらにその前のラウンドを立ち回らなければいけないのが難しさであり、面白さであると感じます。

ある程度負けながら必要な所で勝つのは、トリテに慣れている必要がある気がしていて、どちらかと言うと蔵人向けなゲームではないかと思います。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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