見出し画像

ギズモ / Gizmos

デザイナー:Phil Walker-Harding
アートワーク:Hannah Cardoso, Júlia Ferrari, Giovanna BC Guimarães, Mathieu Harlaut, Saeed Jalabi
出版社:CMON, Arclight
プレイ時間:40~50分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

国際博覧会にすごい装置を展示して名声を集めましょう。と言うテーマの拡大再生産ゲームです。
何と言っても、ガチャガチャみたいなエネルギー排出装置が目を惹きますね。

共通のサプライには装置が並んでいる。装置は、コストごとにレベル1~3に分かれている。

ゲームは規定の得点を目指して、様々な装置を建築していく形で進みます。手番には以下のアクションから1つを選択します。

<ギズモのアクション>
・エネルギーの獲得
・装置の建設
・装置の予約
・山札のサーチ

『エネルギーの獲得』は排出装置から見えているボールを1つ獲得します。獲得したボールは手元にストックされます。ストックできる数に上限があり、上限まで達するとそれ以上獲得できません。

装置の中にはエネルギーがストックされていて、1つエネルギーを取ると次のボールが装置から出てきます。まさにガチャガチャ。

『装置の建設』はエネルギーを支払って、サプライに並んでいる装置、または予約してる装置を作ります。装置には種類があり、各アクションに紐付いています。なぜなら、各装置は勝利点をもたらすだけでなく、アクション自体を強化する役割も持っているからです。

アクションに連鎖して発動する装置以外に、エネルギー変換や各種上限値を上げる装置もある。

アクションの強化にはいくつかの種類があり、装置の建設時にエネルギーを他の色に変換したり、手持ちエネルギーの上限や予約枚数を増やしたり、山札のサーチ枚数を増やしたりする物もあります。

さらに特徴的なのは「AをしたらBを行う。」と言う連鎖効果です。

連鎖を組み合わせていくと「青い装置を建設」→「建設したら、黒のエネルギーを獲得」→「黒のエネルギーを獲得したら、ランダムでエネルギーを貰える」と言った具合に、1回のアクションで様々な効果を発生させる事が可能になります。

『装置の予約』は共通サプライからカードを1枚手元に予約しておくアクションです。こちらもエネルギーと同様予約枠の上限があります。

『山札のサーチ』は山から指定された枚数カードを見て、直接建設か予約を行います。建設や予約アクションなので、装置も連鎖します。

これを繰り返して、規定の得点を越えたプレイヤーがいたら、全員が同じ手番数になるようにプレイを進めてゲーム終了です。

■遊んだ感想

様々な装置を配置して、理想のコンボを作り出せ!簡易プログラミングみたいなコンボ生成ゲーム。

ゲームの終了が規定の得点に達したプレイヤーが出たラウンドで終了なので、お互いに何点くらい持っているのかを睨みながらゲームが進んでいくところや、場の装置の早取りのような軽いプレイヤー間のインタラクションなどは、適度な緊張感があります。

また、連鎖を組み上げていくのも面白いところで、一度ハマるとあっという間に次の建設用の資源が集まったりする様は、とても気持ちいいです。

ガチャガチャから次に何色のエネルギーが出てくるのかで一喜一憂するのも面白いですし、拡大再生産が進んでいくのも気持ちいい作品ですので、ゲーム初心者の方から広く楽しめるのではないかなと思います。


ルールの複雑さ  :★★★★★☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?