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メン・アット・ワーク / Men at Work

デザイナー:Rita Modl
アートワーク:Bernard Bittler, Chris Quilliams
出版社:Pretzel GamesHobby Japan
プレイ時間:30~45分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

工事現場を舞台にしたバランスゲームです。昼間のパパはちょっと違う。ゲームはラウンドとかではなく、条件を満たすまで時計回りに手番が回ります。

プレイヤーの手番では、山札からカードを1枚公開し、その指示に従って何かしらの物を追加していきます。

カードの両面は別の意味を持っており、カードの裏面には、ミープルか鉄骨のどちらを置くのか、ミープルであれば何色の鉄骨の上に乗せるのか、鉄骨であれば、何色の鉄骨を使うのかが書かれています。

表面には追加の条件が書かれています。条件はミープルを配置する時に追加で置かなければいけない小物だったり、置き方だったりが書かれています。

つまり、山札のトップのカードと引いたカードを組み合わせて1つの条件とするわけです。

何をどうするが決まったらプレイヤーは、その指示通りになるように片手で準備をします。追加で置く物として用意されている小物は、レンガと木材です。どちらも指示の内容により、先にミープルに乗せた状態で鉄骨に置くのか、先に鉄骨に置いてから小物を置くのかが決められています。

木材やレンガを担いで置くこともある。
もちろん、落ちたらダメ。

無事に置けたら成功で、次のプレイヤーに手番が移ります。

では、失敗したらどうなるのか。

このゲームでは土台と呼ばれるグレーのパーツ以外の物がテーブルに触れたら失敗となります。ミープルの担いでいるものも落ちてテーブルに触れていたらアウトです。

失敗したプレイヤーはゲーム開始時に配られた安全許可証的なものを1つ失います。この許可証が無くなってしまったら脱落です。

そして、地面に落ちたものを片付けるのは次の手番プレイヤーの役割になります。カードを捲る前に、まずは片付けを行い、地面に触れているものがないようにします。もちろん、片付けの最中に他の物がテーブルに触れたらアウト。

あ!現場監督だ!!

ゲームを進めていくと、特定の助手タイミングで現場監督が現れます。こうなると、ゲームは次の段階に移ります。それ以降は、手番に一番高い位置に物を置く事によって、現場監督によって表彰されるようになります。この表彰を規定回数受けることで勝利となります。

本来下に置く土台を利用すれば、高い位置に鉄骨を置くことも可能。

それ以外でも、他のプレイヤーが全員安全許可証が無くなって脱落してもゲームが終わります。

■遊んだ感想

コンポーネントへのこだわりがスゴいバランスゲーム。いきなり上級スタートとかでOK。

バランスゲームとしては良くあるタイプな気がしますが、コンポーネントがしっかりしているので、遊んでいて満足感があります。肩にレンガや材木を乗せると言うのも、デザイナーの遊び心が感じられます。

初期セットアップを中級とかにすると、土台が立ち上がって立体感がアップする。

初期配置の方法が初級から上級までありますが、個人的には難しくした方が立体的にゲームが展開していくのでオススメです。

初期セットアップ以外でも、クレーンが入っていたり、箱を土台にしても良かったりするため、色々と立体的な展開が可能なバリアントが含まれています。

クレーンはこんな感じで使います。

ルールの複雑さ  :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★☆☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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