モンキーパレス / Monkey Palace
■ゲーム内容
レゴブロックを使ったアブストラクトなボードゲームです。みんなで1つの宮殿を作るわけですが、協力ゲームではなく、より高い場所を目指していく個人戦になります。
基本的なゲームの流れは、ブロックで階段上に下からパーツを組み立てていって、その報酬として得点やパーツの貰えるカードを獲得して、ブロックを補充。これを繰り返していく感じです。なお、ブロックは柱、アーチ、柱3本分の長柱の3種類。
準備として、各プレイヤーには個人ボードが渡されます。個人ボードには4つのカードスロットと毎ラウンド補充されるブロックが描かれています。そして、初期ブロックをもらったら準備完了。
手番はスタートプレイヤーから時計回りで行います。特にラウンドはありませんが、ゲーム終了条件を満たしたら、同手番数になるように調整してゲーム終了です。
手番では最初にブロックを配置していきます。配置する時は地面からスタート。3種類のブロックを使って一筆書きの要領で階段を作っていきます。
ちなみに一筆書きになる以外にも、アーチの真ん中は使えなかったり、アーチの直上にアーチを重ねる事はできなかったりと言った配置ルールがあります。
ブロックを組み立てたら、今建てた中で一番高い場所にスタート地点の地面の色と同じ色の葉っぱを付けておきます。
ここまで終わったら、収入の計算。先ほどくっつけた葉っぱが同じ色の葉っぱの中で最も高い場所にあるなら1金、さらに使ったアーチの数がそのままお金になります。
獲得したお金は、即座に使ってカードを購入します。複数のカードを買うことができますが、スタート地点の地面の色と同じ色のカードしか購入できず、同じものコストのものは購入できません。なお、お金の持ち越しはできません。
カードには即時に貰えるブロックと毎ラウンド収入となるブロック、そしてゲーム終了時の得点が記載されています。獲得したカードは個人ボードのスロットのどこかに重ねられます。
最後に収入。個人ボードで見えているブロックが貰えます。これで手番終了。
なお、建築するといくつか特殊なボーナスがあります。まずは柱を5段以上の高さで建築した場合。この時は追加の得点カードを獲得します。
あとは、猿。スタート地点が黄色だった場合、トップに置かれるのが葉っぱではなく金塊になりますが、それだけでなく猿を好きな所に配置できます。猿は単なるお邪魔キャラ。猿の上にはブロックが置けません。
手番を繰り返していき、ブロックの補充ができなくなったら、手番数が一緒になるようにゲームを続けておしまいになります。
獲得した全てのカードに書かれている得点の合計を計算して最も高いプレイヤーの勝利となります。
■遊んだ感想
レゴを使っているだけあって、出来上がった宮殿はなかなか見応えがあります。葉っぱやおさるなどの装飾もされているのもグッド。
ゲームとしても、シンプルながら拡大再生産的な要素もあるアブストラクトゲームな仕上がりになっていて、どこを攻めていくのか考えるのが面白くできています。攻めたい場所を先に取られたりすると「あーっ!ね!そこだよね!わかるー!!」って言いたくなる。
ゲームが進むと補充されるブロックの数が加速度的に上がっていくので、序盤考えるよりもスピーディーに終了に向かっていきます。
それにしても、レゴからボードゲームが発売されちゃう時代になったんですね。
ルールの複雑さ :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素 :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆