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アクワイア / Acquire

デザイナー:Sid Sackson
アートワーク:Eric Hibbeler, Scott O'Gara, Scott Okumura, Peter Whitley
出版社:3M, Avalon HillRenegade Game Studios, Arclight
プレイ時間:90分
プレイ人数:2~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

企業のM&Aをテーマにした株取引のゲームです。ボードゲームの中でも古典のようなゲーム。3Mやアバロンヒル、レネゲードなど様々な出版社から発売されていて、長く愛されているゲームです。

ゲームは終了条件を満たすまで、時計回りに手番がやってきます。手番にできることは、手元のタイルを1枚選んで配置、その後でお金を払って株を購入する。基本的にはこれだけ。

タイルには置く場所が書いてある。手番には手持ちのタイルから1枚選んでプレイする。

タイルを配置する時に、既に配置済みのタイルと繋がると会社が設立され、会社を作ったプレイヤーはその会社の株券が貰えます。そして、会社が設立されると全てのプレイヤーはその会社の株券を購入することが可能になります。株券のコストはその会社の大きさによって変動します。ここで言う会社の大きさというのは繋がっているタイルの数を意味しています。

株券を集めておいて、良い感じに値上がりした所で吸収されると、現金を得られ、それを元手に他の会社の株が買える。

次にタイルを置いた事で2つ以上の会社が繋がってしまう場合です。この場合は、大きい方の会社に吸収されてしまいます。

この時、吸収された側の会社の株を持っているプレイヤーは持っている株券の数が2位(もしくは3位)まではボーナスで現金を受け取る事ができます。

さらに、その株を現金化するか、吸収した会社の株に変えるか、そのまま置いとくかを選びます。現金が手に入るタイミングはここしかないので、吸収される方が重要だったりします。吸収された会社はストックに戻りますが、再び会社として設立される事もあります。よって、それを見越して株券を塩漬けしておくのもあり。

最初のうちは会社が乱立する。ここから、どの会社が吸収されるのかを見極めるのが重要。

会社は特定の大きさを超えると、保護されて吸収されなくなります。そうなれば、あとは大きくなっていくだけ。

これを繰り返しながら、会社が特定の大きさに達するか、ボード上の会社が全て保護されたらゲーム終了です。その時点の価格で株を全て売却し、現金と合わせてお金が一番多いプレイヤーの勝ちです。

■遊んだ感想

企業活動を抽象化する事で、株取引にテーマを絞った長く愛される名作。

企業活動とM&Aによる成長をタイルをボードに配置する行為で表現しており、非常に軽いプレイ感で株取引に集中できます。その反面、非常に抽象的であるので、会社を経営している感覚はありません。

株取引の濃密な駆け引きとの中に、タイルの引き運と言うランダム要素が上手く融合していて、遊びやすくなっているように感じます。

株取引の古典的なゲームですが、何度も再販され長く愛されているゲームです。もう、見かけたら遊んじゃえばいいと思いますよ!


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★★☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆

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