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朧 / Oboro

デザイナー:ましかまる
アートワーク:おおまめにぎり, らびン
出版社:ましかまる
プレイ時間:30分
プレイ人数:3~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

白、赤、紫の3色スートを使って行うトリックテイキングゲームです。マストフォローでビッドありです。カード上にスートの指定はなく、ランクは1~28。ゲームは1ラウンドだけの一発勝負でもいいし、誰かが2勝するまででもいいし、適当に得点をつけても良いようです。

各プレイヤーには規定枚数の手札と2枚の筆カードが配られます。筆カードは配られた手札と混ぜておきます。

混ぜ終わったら、カードの順番を変えずに手札とします。手札の中にある筆カードはセパレーターの役割をしており、左から白スート、赤スート、紫スートのカードとして扱います。

3は白、23は赤、28から右のカードは全て紫として扱う。
お強い。

スートには強さがあり、紫が最強で、赤がその次、白は最弱のスートとなります。

カードを確認したら、何トリック取れるかを予想します。この時、0ビッド宣言はできません。全員予想ができたら、「せーの!」で同時に宣言します。ビッドに成功すれば、その点数が入ります。1ラウンドしか遊ばない場合、多くビッドして当たれば、そのプレイヤーは文句無しの勝利です。

ビッドが終わったら、トリックテイキングを始めます。カードを出す時は、スートが分かるように手元のスートが書かれたカードの一部を隠します

赤フォロー。

マストフォローなので、打ち出されたカードと同じスートを持っていれば出さなければいけませんが、持っていなければ、好きなカードがプレイできます。勝敗は先程のスートの強さに従って決めていきます。リードスートが赤であっても、フォローできなくて紫を出せば、そっちの方が強くなる形です。

筆カードも手札の一部として利用可能で、このカードだけはマストフォローの原則の外側にあり、常にプレイ可能です。プレイすると、そのトリックは負けになります。

筆はいつでも使えるカードだが、出すと負けるカード。また、プレイすると手札のスートが変わる可能性も。

筆カードが減ることで、残りの手札のスートが変わる事があります。筆カードを1枚使うと、残った筆カードよりも左側が白で右が赤になります。紫は消えます。さらに筆カードを使うとセパレーターが無くなるため、全て白となってしまいます。

筆カードよりも左側にはカードがないため、白スートは0枚で赤スートは3枚。

こんな感じでトリックを繰り返していき、全ての筆カードがプレイされたら終了です。ビッドに成功したプレイヤーはビッド数分の得点を獲得します。

■遊んだ感想

多めにビッドしたいのに、手札は徐々に弱くなる玄人向けのトリテ。

ルールブックでは、1ラウンド勝負がメインとなっているのが珍しい所ですが、手札は徐々に弱くなっていくので、多めにビッドしたいけど本当にそんなに勝てるか分からないジレンマがあり、1ラウンドだけでも楽しめます。

各スートの全体の枚数が可変になっているので、一番強い紫のスートを多く持っていたとしても、勝てる保証があまりなく、ビッドの難易度は高く感じます。変態トリテをやりこんでいる方向けのトリックテイキングと言う感想です。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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