牧野 翔矢 選手について
はじめに
・・・という方もいると思うので、簡単なプロフィールを纏めました。
プロフィール
牧野 翔矢(まきの しょうや) 2018年ドラフト5位
2001年3月4日 年齢 19歳(2年目) 右投左打 捕手
身長 178cm 体重 77kg 石川県出身 遊学館高校
選手紹介
遠投115m、二塁送球は1.8秒台を誇る強肩が最大の武器
<打撃>
捕手としては珍しい俊足だったことから、リードオフマンとしての起用も多くありました。振り切るスイングが持ち味で、高校通算15HR。入団会見では勝負強さもアピールポイントに挙げています
<守備>
強肩を活かして、1年秋に遊撃手のレギュラー、2年春に正捕手、投手も経験した事があります。
エピソード
穴水町出身で、家の近くの能登の海に潜り、貝を採取したり、モリでタコやベラを突いて獲って過ごしていたという。
生き物を狩ることで「駆け引き」を学び、海で泳ぐことで「肩甲骨周りの可動域」を広げた(日刊)
そんな牧野選手を指名した際の、西武の評価は以下の通り
スカウト「地肩のある捕手。身体能力が高く、将来性がある選手」(公式)
渡辺GM「将来性。愛もある。捕手が欲しかった」(日刊)
おそらく、「足がある」の間違いだと言われています。先述した様に、牧野選手は俊足なので、かつての伊東勤氏の様に、シーズン20盗塁という記録も可能かもしれません
コーチや選手からの評判
週刊ベースボール(2019.9.25)より
野田浩輔2軍バッテリーコーチ
「まだ何もないからこそ、やればやるだけ良くなっていく。“未完成”が最大の魅力」
星孝典2軍育成コーチ
「野球勘という意味で、面白いものを持っている」
武隈祥太投手
「構え方が甘い。ボールならボールで、ハッキリ構えろ」
特に「意表を突く強気のリード」を評価されており、これに関しては本人も
「高校のとき、ワンパターンで打たれてしまった。ましてや、ここはプロの世界。打者のタイプや狙いなどを考え、ワンパターンではなく、違うほうに散らしながら、上手くやっていこうと思っています」
と、語っています。
物怖じしない性格らしく、ベンチに戻ればミットの構え方やリードに関してメモを取ったり、試合前に練習調整で訪れている一軍投手にも積極的に話しかける様子が見受けられるそうです。
成績
<総評>
「試合数の少なさ」これに尽きるかと思います。
昨年は捕手陣が相次いで怪我をして、星コーチが臨時で育成捕手契約をする一端となってしまいました。そして今季は右有鉤骨を骨折、その除去手術による長期離脱で昨年の半分程度の出場になるなど、怪我に悩まされることが多いです。
<打撃>
2年連続でサヨナラタイムリーを打つなど、勝負強い印象的な場面が残っていますが、全体で見れば打率は.200も満たしていません。
三振率(29%)や四球率(3%)を見ても、昨年からの向上は、この少ない打席数では見当たることはできません。フェニックスリーグでも打撃は苦戦を強いられおり、出塁しなければ俊足も見せられず、まだまだ打撃や選球眼に課題があるといってよいでしょう
<守備>
昨年が44試合で捕逸が6個、今年が22試合で捕逸が5個。数値だけで見れば昨年より悪化しています。此方もキャッチングなどを中心に、技術的な面で必要な部分が多いです
来季に向けて
勿論、この成績に一番納得していないのは本人でしょう
Full-Count(2019.11.28)より
強肩がアピールポイントだったが、プロの世界には肩が強い捕手が多いと実感し、生き残っていくために守備、打撃すべてをレベルアップしたいと力を込める
また、来季は野田コーチと入替えで秋元宏作氏が2軍のバッテリーコーチに就任します。
秋元氏は現役時代、「打力と盗塁阻止は谷繁捕手、守備やリードでは秋元捕手」と評されるほど投手陣に好評であり、特に大魔神・佐々木主浩投手が登板の際は、秋元氏に交代することが度々ありました。
そんな秋元氏が引退後は横浜でコーチとなり、西武でコーチを務めて来年で10年目(コーチ歴20年目)。これまで一軍も二軍も経験し、数多の捕手を指導してきた、酸いも甘いも噛み分けた経験豊富なコーチです。野田コーチとは違った指導や発見があるかもしれません。
捕手のポジションは、多くの役割が求められるハードなポジションです。それでも来季は年間を通して怪我をせずに、全体的なレベルアップをして、ファームで正捕手から1軍への足掛かりとする年になってほしいと願っています。
終わりに
今回もフリー素材として、以下のサイト様から利用させていただきました。誠にありがとうございました。
七三ゆきのアトリエ 様
https://nanamiyuki.com/
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