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他人とよく似た強み

自分の強みとは何だろうか?過去の棚卸や成功体験から炙り出したいのは強みだ。けれど義務教育を受けて、高等学校、大学と進学して就職して。ほとんどの日本人はお決まりのルートを辿って生きる。よく似たルートをたくさんの人が進んでいく。

そこで得られる経験も当然似てくる。経験が似てるなら成功体験も似てるのではないか。強みも似てくるはずだ。

他人と同じようなアピールポイント、同じような経験と、よく似た強み。他人から見て、区別なんかつくわけない。これができる、あれができる、と言う話はもう、つまらない。何も刺さらない。

強み自慢になると、それなら別にあなたじゃなくてもいいじゃない、という話になる。他にできる人は絶対にいるから。それこそが価格競争に巻き込まれてしまう元凶であるような気がする。

そんなものは体力のある企業にやらせておけばいい話。判で押したような強みの話はもう聞き飽きた。

しかし弱みの話は個人それぞれで全く違う。語弊があるかもしれないが、弱みの話は実に面白い。聞いていて飽きない。本人からしてみたらあれができない、これもできない、というのは劣等感があって嫌かもしれないが。

誰の言葉だったかわからないが、個人的にとても好きな言葉がある。

「人間の長所は、欠点があることだ」

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