『不死探偵・冷堂紅葉 君とのキスは密室で』読了
『不死探偵・冷堂紅葉 君とのキスは密室で』
著者:零 雫(レイ シズク)
本屋さんでなかなか見つからない大人気作品。
私も一巻目は運良く近くの書店で見つけられたが二巻はなく、その後も周りの本屋さんを探してみたが買えず、数日後にようやく大型書店でラスト一冊を購入した。
なので、ぜひ皆さんも書店で見かけたら即買っておくのをオススメします。
読了した感想は、「とっても面白かった!」に尽きる。
不死探偵というタイトルとあらすじからなんとなく『死なないのかな?』くらいは想像がつく。
しかしなんと!
この物語、それだけではない!
他にも驚きの設定がぐわーっと押し寄せてくる感じ。
あらすじは、
ある夏の日、冷堂紅葉(れいどう もみじ)という美少女が、主人公である天内晴麻(あまない はるま)のクラスに転入してくる。
彼女に校舎内を案内している時に殺人事件が起こり、それはなんと密室殺人だった。
二人で事件を解決しようとするが、そんな時に冷堂紅葉も殺されてしまった……。
しかし?!
と、これいつも悩む事なんだけど、あらすじに書いてないけど、「これメチャクチャ面白い内容!伝えたら読みたくなるんじゃ?!」みたいな時がある。でも、あらすじに書いてないってことは隠しておきたいのだろうと、泣く泣く伏せているという……
今回は特に感じてしまった。
それだけいろんな楽しい内容がわんさか!
そうだ!主人公の天内くんはミステリ読みなのだ。そのため、有名ミステリ小説のタイトルがちょこちょこと物語に出てくるのがとても嬉しい。
そのまま登場人物の話をすると、
主人公の天内晴麻くんは、高校生とは思えない洞察力と、高校生らしい脳内で面白いく、転校生の冷堂紅葉ちゃんは、はじめは大人クールなイメージなんだけど、だんだん変わっていくのがものすごく可愛い✨
登場人物にみんな特徴があり、誰がしゃべっているかすぐにわかる✨
そして!こちらはなんと、
『読者への挑戦状』がある。
出ましたね。
ミステリにこれがあるとテンション上がる!
ページを開いた時にキターーー!ってなる。
その後、後半の疾走感たるや!ものすごくカッコいいシーンがいくつもあるのだ。
全体的にとてもコミカルで、ものすごく【胸】に趣を置いているけど、なるほどそういうことか!というトリックの真相、犯人の行動、後半の楽しさ、キャラクターの可愛さを存分に味わえる作品だった。
まだ読んでない方、ぜひオススメです✨
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