『ヒトコブラクダ層戦争(上巻)』読了
『ヒトコブラクダ層戦争(上)』
著者:万城目学(マキメマナブ)
正直、装丁買いをしてしまいました。だって、この下巻ラクダの優しい目よ。上巻にはライオンも顔を覗かせてるし、動物好きには気になる本である!
上巻を読んだ感想は、結論から言うと
面白い!
よく分からんけど面白い!
まずタイトルからヒトコブラクダ層と書いてあるのだが、なんだそれ?って思う。
層?あの砂漠で優雅に歩いている生きてるラクダとは違うのか?
と、よく分からない。
表紙裏のあらすじをかいつまんで簡単に書くと、
梵天(ボンテン)、梵地(ボンチ)、梵人(ボンド)という三つ子が主人公。三人は特殊能力を持っている。彼らは自分たちの能力に気づき、泥棒をする事に。大金を手にした三つ子は、山を購入してティラノサウルスの化石を発掘しようとする。
そんな時、彼らの前にライオンを連れた女性が現れ、三つ子は思いもよらぬ人生を歩む事になる!
どういうこと?!
特殊能力?ティラノサウルスの化石?ライオンを連れた女性って?ここ日本の話ですよね?
と、あらすじ読んだだけで大量の疑問が……
しかし、上巻を読んでわかった!
そのまんま!
その通りなんだよ。
予想外すぎる展開で読み手を飽きさせない。
しかし、まだ上巻だから散りばめられた謎がどのように回収されるのか、主人公たちが何故こんな事をさせられているのか、私には分からない。
が、上巻はとにかくポップで可愛い物語だった。
ストーリーはわけわかんないんだけど、
万城目学先生の文章がわかりやすくて面白くてページを読む手がグイグイ進んでいく。
三つ子の性格も特殊能力も三者三様で、楽しいっ。
恐竜が好きな人、古代遺跡が好きな人、アクションが好きな人、兄弟仲良しが好きな人にオススメ!
ついでに、こちらは
上巻2.2センチ
下巻2.4センチ
の分厚い文庫である。
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