災害時に誰かの責任を問いたくなるのはストレスからの逃避行為だったりもします

大きな災害が起きた時ストレスを感じるのはしょうがないことで、それから逃げたくなるのも当然のことだし、溜めるほうが体にもよくありません。

問題は自分がストレスから逃げたいという自覚が無く、政府が悪い、自衛隊が悪い、企業が悪いみたいに思いつくまま攻撃してしまうと、今度は「誰かを攻撃して悦に入るというサディスティックな快楽」に飲まれて、自ら怒りを求めてしまうようになります。

怒りたいから怒るものを探す正義のつもりの人、よく居ますよね。あれになってしまいます。なんせ脳内麻薬だろうと麻薬は麻薬。一度嵌れば簡単に我慢できるものではありません。


自分がストレスを感じているんだとまずは自覚し、稚拙な逃避行動や親切の押しつけなどに陥らず、確実にメリットだけがあって自分の行為が報われるのが結局自分にとっても他人にとっても良い事ですよね。

となれば最適解の一つはやはり募金。募金でストレスを解消しましょう。

相手に間違いなく物理的なメリットのある募金という行為ならば、実際に有益なので無力感から解放されるのに何一つ引け目を感じる必要が無いし、自分の為だと募金するほうが「せっかく善行してやったのに期待と違う使い方や反応しやがって」みたいな勘違い押し付け人間にならなくて安心だとすら思います。


それが例え取り返しのつかない重い事件で、どんなにお金があっても被害者を救い切れないものだとしても、現場ではありとあらゆる行為に費用がかかりますし、物質的な復興のみならず心のケアにだってお金はかかります。

その救いとなる募金で自分の心まで救ったとしても誰にもデメリットは無いし、自分の心を救えない人間は常に自分の不安を他人におしつける厄介者にしか成り得ないので、誰かの前にまず自分の危機を知り自分を守ってあげるべきです。

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