咲也エンディング
「それは本当?咲也」
兄弟たちにチクられ、長男咲也は瞳を伏せます。
「嘘ですっ私はそんなことしていません」
「他に隠していることもない?」
「雪のプリンは食べてませんし、黙って荷造りして家を出るなんて考えてませんし、体重キープする約束だったけど最近オーバーしてませんし、よろけた表紙に壁に穴を開けてません!」
「そう、わかった。ちょっとお父さんとお話しようか」
咲也の腕を掴んで父親はリビングを出て行きました。
残された兄弟たちは咲也の身を案じたりプリンのことを思ったりしながら、みんなで夕食の準備に取り掛かりました。
ー咲也エンドー
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