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『ダ・ヴィンチ・コード』マグダラのマリアとイエス・キリスト

『ダ・ヴィンチ・コード』はダン・ブラウンさんの著作、ロバート・ラングドンシリーズの第2作です。

このミステリーも映画を見ているので、物語の内容が分かっている状態で原作を読むことができました。

この記事では、マグダラのマリアを中心に読書感想文を書こうと考えています。
以下のような内容で書こうと思いますので、最後まで読んでいただければ嬉しいです。

  • マグダラのマリアとイエス・キリスト

  • マグダラのマリアは娼婦だったのか

  • マグダラのマリアとイエス・キリストは夫婦だったのか

  • マグダラのマリアの子孫

  • レオナルドダ・ヴィンチの名前もある「シオン修道会」

  • シオン修道会と聖杯


あらすじ

まずはあらすじから、いつも通りAmazonの商品ページを利用させていただきます。

ルーヴル美術館のソニエール館長が異様な死体で発見された。死体はグランド・ギャラリーに、ダ・ヴィンチの最も有名な素描〈ウィトルウィウス的人体図〉を模した形で横たわっていた。殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大学教授ラングドンは、警察より捜査協力を求められる。現場に駆けつけた館長の孫娘で暗号解読官であるソフィーは、一目で祖父が自分にしか分からない暗号を残していることに気付く……。

Amazon商品ページより出典

登場人物

続いて登場人物なんですが、やっぱりWikipediaを利用するのが妥当だと考えます。

・ロバート・ラングドン:ハーヴァード大学教授。ドレクセル大学卒業。宗教象徴学の権威。前作『天使と悪魔』の事件によって知られた存在となっている。ジャック・ソニエールが殺害された事件がきっかけでフランス司法警察暗号解読官ソフィー・ヌヴーと出会い、自分が犯人だと疑われている事を知り、彼女と行動を共にする事になる。
・ソフィー・ヌヴー:フランス司法警察暗号解読官。ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイカレッジ卒業。ルーヴル美術館館長ジャック・ソニエールの孫娘。ロバート・ラングドンが、ソニエール殺害の犯人として疑われていることをラングドンに告げ、彼と共に逃亡。祖父の死の真相を探るべくロバート・ラングドンと行動を共にする。
・ジャック・ソニエール:ルーブル美術館館長。ソフィー・ヌヴーの祖父。
・アンドレ・ヴェルネ:チューリッヒ保管銀行パリ支店長。ソニエールからあるものを預かっていた。
・リー・ティービング:イギリスの宗教史学者。ナイトの爵位を持っている。聖杯の探求に生涯を捧げている。
・レミー・ルガリュデ:ティービングのバトラー。
・マヌエル・アリンガローサ:オプス・デイの代表。司教。
・シラス:オプス・デイの一員にして殺し屋。色素欠乏症の男性。アリンガローサ司教を慕っている。ある人物の命を受けて聖杯の手がかりを探している。
・ジョナス・フォークマン:ニューヨークの編集者。
・ベズ・ファーシュ:フランス司法警察中央局警部。ラングドンがソニエール殺害の犯人ではないかと疑い、ラングドンを追う。
・ジェローム・コレ:フランス司法警察中央局警部補。
・シスター・サンドリーヌ:サン・シュルピス教会を管理する。修道女。

Wikipediaより出典

マグダラのマリアとイエス・キリスト

イエス・キリストを知らない人は少ないと思います。では、マグダラのマリアって誰でしょう?
通常マリアと言えば、イエス・キリストのお母さんですよね。

私もマグダラのマリアを知りませんでした。初めて存在を知ったのは『最後の誘惑』
マーティン・スコセッシ監督の作品で、かなりの問題作だったと思います。

私の家はクリスチャンホームでしたけど、マグダラのマリアを知りませんでした。やはり、教会的にはマグダラのマリアを存在しなかったことにしたいんでしょうかね。(今はクリスチャンではありません)

マグダラのマリアは娼婦だったのか?

伝説によると…

マグダラのマリアは裕福な家庭に生まれ、美しかった。そして快楽に溺れていた。
そんなときイエス・キリストに出会い、心を入れかえたそうです。

そんなこともあってか娼婦を意味する「罪深い女」の異名がついてしまいます。

ヴァチカンが関与していたのか分かりませんが、マグダラのマリアを題材にした絵画や彫刻はイメージが悪い作品が多いです。

私は、娼婦ではなかったと信じています。

1969年ヴァチカンは、マグダラのマリアが「娼婦」だったというのは誤りと認めました。

マグダラのマリアとイエス・キリストは夫婦だったのか?

イエス・キリストとマグダラのマリアは夫婦だったのか…私は夫婦だったと思っています。

『レンヌ=ル=シャトーの謎―イエスの血脈と聖杯伝説』という本によれば…

マグダラのマリアはイエスの妻であり、イエスの処刑時には彼の子どもをみごもっていた

『ダ・ヴィンチ・コード』では、イエス・キリストとマグダラのマリアが夫婦だった可能性が高い感じで書かれていました。また、子孫も現存。夢とロマンがありますよね。

子孫に関してはいるかもしれませんが、現実的には難しいと思います。

マグダラのマリアの子孫

イエス・キリストに子孫が…マグダラのマリアが身ごもっていた。
『ダ・ヴィンチ・コード』は、そのような立場に立って書かれています。

マグダラのマリアがガリア(現在のフランス)で密かに娘を生んだ。完全にネタバレになりますが、『ダ・ヴィンチ・コード』ではそのようになっています。

そして、娘の血縁はメロヴィング朝に繋がる…これって大変なことですよね。
イエス・キリストの子孫が王家と繋がるなんて、まさに歴史のロマン。

実はイエス・キリストが、ユダヤ王家の血脈なんて話も出てきました。

『ダ・ヴィンチ・コード』は本当に面白い小説です。ヴァチカン睨まれるのも分かります。
これが事実なら、キリスト教が根底からひっくり返っちゃいますもんね。

レオナルドダ・ヴィンチも所属していた「シオン修道会」

「シオン修道会」は実際に存在した組織で、1956年6月25日に発足の届けが出ています。
会長はアンドレ・ボノム、事務局長はピエール・プランタール。
11世紀の中世に遡る歴史を持つと伝えられいました。

マジで存在していたんですね…1993年まで継続したそうです。

このシオン修道会が『ダ・ヴィンチ・コード』のシオン修道会なんでしょうか?

『ダ・ヴィンチ・コード』のシオン修道会は、歴代総長にそうそうたるメンバーがいます。

・レオナルド・ダ・ヴィンチ
・アイザック・ニュートン
・ビクトル・ユゴー
・ジャン・コクトー

凄いメンバーです。

このメンバーが聖杯伝説を守り続けていたんですね。
事実だったら本当に歴史のロマンだと思います。

シオン修道会と聖杯

『ダ・ヴィンチ・コード』で超重要な組織、シオン修道会。

このシオン修道会の目的は…

  • マグダラのマリアの墓を守るため

  • 血縁の子孫を守るため

血縁とは当然、イエスキリストの子孫です。

ゴドフロワ・ド・ブイヨン

シオン修道会の創設者はゴドフロワ・ド・ブイヨン。
第1回十字軍の指導者の1人です。

中世の九大英雄の1人に数えられている人物で、そんなゴドフロワ・ド・ブイヨンが創始者…
やっぱりシオン修道会って凄いですね。

キリストの聖杯

『ダ・ヴィンチ・コード』は、聖杯ををめぐって物語が展開します。
この聖杯とはどんなものなんでしょうか?

・「最後の晩餐」に用いられた杯
・十字架上のイエスの血を受けた杯

等の説があります。

しかし、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」には、聖杯的な杯はありません。
聖杯とは、杯ではなく何かの暗号なのかもしれませんね。

詳しくは本編を読んで(聴いて)確かめてください。


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