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日本人が英語を苦手とする主な理由3選

日本は世界の中で英語の能力がどれくらい高いのかをご存知だろうか。EPI(英語能力指数)によると、120ヶ国の中で78位だそうだ。日本に比べると教育水準が決して高くはない、非英語圏の発展途上国もEPIのランクに入っているのにも関わらずだ。僕はこの事実を知った時に驚いたし、日本の順位が低いと感じた。

地理的に英語圏から遠い場所に位置している・外国人が少ないから英語を喋る機会が少ないといった物理的な要因は割愛して、この記事では日本人が英語を苦手とする要因をからマインドの観点・言語的な障害から3つ挙げて、それらの解決方法を私なりに提案していきたい。

1. ”私は~”から常に始まる自己中な言語=英語

”I went to the Cinemaー私は映画館に行きました”

というのを日本語で言う場合、”私は”という一人称を強調しなくても会話が成り立つ。ただし英語の場合、一人称を省いた”Went to the cinema"と言うと、”誰が映画館に行ったの”と聞き返されることがほとんどだ。

僕が英語を学ぶ際にぶち当たった最初の壁は、英語を喋る時に日本語をそのまま訳すと通じない場合があったことだ。常に主語+動詞を意識して喋らないといけない上に、少しでも曖昧なニュアンスを会話の中で言うと、受け手が理解できないことが多々あった。

曖昧に言っても”雰囲気で”、”文脈からなんとなく”理解できる日本語に対して、10言いたければ12~3の事を説明しないと相手に理解されないのが英語

この差異は日本人にとってハードルになるかもしれない。全てをクリアに、事細かに説明することは多くの日本人のマインドセットと合っていないからだ。”おくゆかしさ”、”空気を読む”といった文化とは正反対のところにある。

これを解決していく為には、マインドセットの部分で日本語を喋る時と変えなければいけない。英語を喋る時には直接的過ぎる・あまりにも説明がすぎる、と思っても、それぐらいが丁度良い場合がほとんどだ。日本語で考えた文をそのまま訳すというよりも、英語の基礎的な文法を理解して、そこに言葉を当てはめるのが一番良いかもしれない。

少し受け入れがたい考え方かもしれないが、英語を喋る時は日本語を喋る時に比べて少し自己中心的な物の考え方を心掛けてみるのもいいかもしれない。”俺はこれをした I did this ~”、”聞いてくれ、俺はこんな経験をした Hear me out I had this expeirence when ~"など。

日本人がシャイで物静かと言われるのは、喋る回数が少ないことだけではなく、”私はこういったことをした・私はこういう風に今思っている”という語り手としての視野がぼやけていることも原因にあげられる。

2. 発音の難しさ

日本人にとってネックになるのは英語独特の発音である。これは他国の人にとっても難しいのだ。

まず英語のスペルと実際の発音が違う。昔英語の授業の時に、"Doubt(疑う)”という言葉を”ダウブト”と発音した時に、先生からbは発音しないと言われた。”bを発音しないならなんでDoutではないんですか?”と僕が質問したら、”英語はそういうもんなんだ”と言われクラスが爆笑していたのは良い(?)思い出である。

RとLの発音を見分けられないのも日本人にとっては難しい。舌を巻くという発音を日本語ではしないからだ。RedとLedでは意味が違うため、クリアに発音しないと、コミュニケーションが難しくなってしまう。

解消法としてはとにかくネイティブ・準ネイティブの人と英語で話すしてみよう。間違った発音の時は直して貰えるように頼んでみよう。後は映画とかドラマを見て、登場人物のマネをしてみること。それでも上手くいかなければ、発音記号を再読して(一番最初に単語の発音を覚える時は発音記号を見ることは前提)、舌の動き・発声の仕方が正しいか自分でチェックしてみよう。

3 ミスを恐れる日本人・ミスをしてなんぼの言語習得

暴論かもしれないが、日本人の5~7割は完璧主義に近いところがある。言語の話で言えば、”この言い方で合っている可能性は80%ぐらいだけど、20%は間違っているからやっぱ言わない”といったマインドが働くことが多いと、ある日本人の方から聞いたことがある。

それは彼女の性格でしょ、と言えばそれでおしまいなのだが、なるべく安全策を取って、人に笑われたくないから言いたくても言わないという考え方は多くの日本人にあるような気がする。

そしてその原因は他人の目を極度に気にする環境で育ってきているからだと思う。”個人主義”と”団体主義”という話を書いたことがあるが、日本は後者であり、何がなんでも自分の意志を伝えなければいけないというよりも、グループの事を考えると英語が喋れない自分が”悪目立ち”喋れない人が必死にしゃべろうとするのは悪目立ちではないしてしまうことを恐れてしまう。。。心あたりはないだろうか?

解決法:  ミスをすることを恐れないことである。どんなに頭が良い人でも新しい言語を学ぶ場合・スピーキングをする場合、失敗するのは避けられないのである。反復練習によってしか言語を飛躍的に伸ばすことはできない。ミスを笑う人・自分の英語が流暢でないことを見下す人がいたらどうしようと思うかもしれないがそんな人は糞食らえなのである!

自分の成長速度を上げることを一番に考えようトライ&エラーを繰り返すことが一番の近道だと思う。失敗を恥ずかしいと思う人もいるかもしれないが、多くの人はあなたを理解しようと耳を傾けてくれるはずだ。

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