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株式会社デルタックス 社員インタビューVol.1『他の仕事では得られない一生モノの技術・知識が身に付く場所』

マイスターエンジニアリンググループの株式会社デルタックスは、受変電設備などの電気設備の点検・測定・試験・改修サービスを提供する企業。私たちの生活に欠かせない電気を安心・安全に利用できるよう、メンテナンス面から支えています。
そんなデルタックスでは、現在中途採用を行っております。本日は、技術営業職として中途で入社し3年目となるKさんに仕事の魅力や会社の雰囲気などをお伺いしました。

幼い頃から身近に感じていた電気関係の仕事


―—本日は宜しくお願いいたします。まずはKさんのご経歴について紹介をお願いいたします。

私は工業高校の電気科を卒業後、鉄鋼メーカーに就職しました。配属された部署は、製鉄プロセスで必要な電力を作り出すための火力発電所。そこで主に電気と制御関係設備の保全業務を担当していました。しかし、入社して19年目となる2020年に会社の経営方針転換によって勤めていた事業所が事業停止することになったんです。今後どうすればいいのか悩んでいたところ、以前から面識のあった当時のデルタックス社の代表から声を掛けていただき、入社に至りました。

―—工業高校では電気について学ばれていたということでしたが、この分野に興味を持ったきっかけはありますか?

家族の影響が大きかったと思います。祖父が電気工事士、父はオーディオ機器の修理の仕事に就いていたこともあり、子どもの頃から電気にかかわる仕事を身近に感じていたんです。私自身も、幼い頃から電子工作やプラモデルの組み立てなどが好きでした。今思えば進路についてはいろいろな選択肢があったのかもしれませんが、当時は他に進む道が思い浮かびませんでしたね。

―—そうだったのですね。お爺様やお父様がお仕事をされている現場に一緒に行くこともあったのでしょうか?

私が小学生か中学生の頃だったと思いますが、祖父が建物の管理をしていた博物館の現場に足を運んだ記憶があります。ちなみに本当に偶然ですが、その博物館の年次点検や電力設備点検を行っていたのがデルタックスだったんです。今考えると、不思議とご縁って繋がっているものなのかなと思いますね。

―—何気なく見ていた光景が、今のお仕事に繋がっているのかもしれませんね。デルタックス社に入社する前に、他にも検討していた会社はありましたか?

同じようなプラントメーカーさんに転職するという選択肢はありました。1社目の会社では、専門的な技術を使った仕事を続けていたので、今までの経験を活かすとなるとどうしても同じような業種になるんですよね。ただ、転職活動を始める前にデルタックスに誘っていただいて、そのまま入社したので他の会社は受けていないんです。

働きやすさを感じる職場環境


―—以前から知っている会社だったということで、スムーズに転職のお話が進んだのですね。では、デルタックス社に入社後、入社前に抱いていたイメージとのギャップを感じたことはありますか?

私は今、工場の現場での仕事というよりも、どちらかといえば営業に近い仕事をしているのですが、想像していたよりも柔軟な働き方ができることに驚きました。対応が必要な業務や打ち合わせの予定が入っていなければ、休暇の申請もしやすい雰囲気ですね。

―—仕事のペースが個人の裁量に委ねられているイメージでしょうか。

そうですね。仕事のペースだけでなく、業務自体の裁量も大きいといいますか、個人の選択や判断に任せられていると感じる場面は多いです。以前の職場では、いわゆる報連相が当たり前だったんですよ。何か決定する前にはまず上司に連絡するというやり方だったので、そこもギャップを感じた部分の一つです。

―—仕事をするなかで、やはりご自身だけで判断することが難しいこともありますよね。困った時や迷った時に気軽に相談できる方はいらっしゃるのでしょうか?

上司とは歳がそこまで離れていないですし、皆さん明るいのでとても話しやすいです。他の社員も、優しくてユーモアもある方が多いんですよ。周囲に相談しやすい環境だと思いますね。当社には年齢が若い方が多いので、現場も活気がある感じがします。

―—そうなのですね。では、社内での情報伝達や連携もしやすそうですね。

そうですね。私は営業としてお客様からのご依頼内容やご要望を現場にしっかりと伝えなくてはいけません。ただ、現場の方とは仕事のスケジュール上、直接会って話すことが難しいこともあります。そんな時には、電話で話したり、メモを残したりするなどの方法も使いながら現場と密にコミュニケーションを取るようにしています。

スムーズで安全な点検作業に欠かせない事前の準備


―—では、次に今の営業の業務内容について詳しく教えてください。

私は、主に既存のお客様に対するフォローを担当しています。例えば、年次点検の見積書の提出や、ご要望のヒアリング、さらに設備改修のご提案や、実際に改修を進めるための詳しい内容の打ち合わせやスケジュール調整もおこなっています。

―—お客様のご要望を伺って、それに対する最適な提案をしていくためには、やはり専門的な知識が必要になるのでしょうか?

そうですね。専門的な知識はやはり必要です。私の場合、前職で工場設備の保全業務をしていたので、改修に必要な手配の内容や全体の流れのイメージがしやすくて。必要な知識は前の仕事で身に着けていたので、最初から割と違和感なく仕事ができました。

―—現場の仕事をある程度理解していた方が営業の仕事もスムーズに進みそうですよね。今まで現場の仕事を経験していない方も、Kさんのようなお仕事はできるのでしょうか?

年次点検に関しては、毎年同じ内容を実施するので、工事や改造などのイレギュラーな対応が必要なければ、そこまで難しいことではないと思います。年次点検が未経験の方でも、2年目くらいで全体が見えてきて理解も深まるのではないでしょうか。

―—次に、お仕事をするなかで楽しさややりがいを感じる瞬間について教えてください。

さまざまなタイミングが浮かびますが、まず挙げるとすれば、点検作業日当日を迎えられた時でしょうか。点検を実施する前には必要な書類の準備や提出、ビルへの入館許可の取得などのあらゆる細かな段取りが必要になります。その事前準備をすべて終わらせて、無事に作業が開始した時にはホッとしますね。また、点検がトラブルなく終わった時にもやはり達成感があります。

―—安全に点検を終えるためには事前の確認や準備などの段取りが重要なんですね。Kさんがお仕事をするなかで心がけていることはありますか?

先ほどのお話に関連しますが、やはり点検作業については滞りなく進めるために必要な事前準備を丁寧にするようにしています。
また、作業はもちろん何事もなく安全に終わらせることが大事なのですが、安全に対する意識にはやはり個人差もあります。現場には、まだ危ないことを経験していない若い世代の方も多いので、若手の方に対してはできる限り気が付いた時に声を掛けたり、フォローをしたりするようにしていますね。

―—安全に対する意識を現場全体で高めていくためのコミュニケーションも心掛けていらっしゃるのですね。若手の方に対する教育や研修などをされることはありますか?

現場に出ていない若手の方に数名集まってもらって、危険予知訓練のような研修を開いたことは何度かあります。安全教育は継続しないと意味がないと思うので、今後は定期開催を目指し、上司に相談しながら動いていきたいですね。
我々の仕事は、ルーティン的なものが多いんです。そのなかで、やはり少しずつでも成長していかないと、どこかで仕事に飽きてきてしまうタイミングがきてしまいます。だから、まずは業務に慣れてもらいながら、普段の仕事の中でも業務により興味を持ってもらえるような問いかけができたらと思っています。

専門性を磨いて人の暮らしに貢献できる仕事


―—営業のお仕事に関して、今後チャレンジしていきたいことはありますか?

既存のお客様に対するフォローに引き続き取り組みつつ、新規のお客様へのアプローチや提案もしていけたらと考えています。とはいえ、ありがたいことに既存のお客様の対応で作業のリソースが埋まりつつある状況なので、まずはどうすればお取引を増やしていけるのか、体制について社内で検討する必要がありますね。

―—電気設備に関する業務は、世の中になくてはならない仕事だと思います。最後に、電気業界に携わりたいと考えている方に対してメッセージをお願いいたします。

電気設備は、見えないところで人の役に立っている、人々の生活に欠かせないインフラです。また、現場で学んだ技術は、他の仕事では得られない価値があるものですし、一生使うことができます。長きにわたって使える知識を身に付けたり、経験が積めることはこの仕事の魅力なのではないでしょうか。

―—本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました。最後まで読んでいただいた読者の皆さまもありがとうございました!