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【今週の日本酒#19】榮川_初しぼり 特別純米生原酒(榮川酒造:福島)


なかなか酒屋さんに足を運ぶタイミングがなく、2週間ほどの空白。圧倒的渇望。足りねーんだ…米の水がよ…。

そして今日ようやく訪ねると、冷蔵庫が見覚えのない新酒たちで渋滞を起こしていた。
時期も時期だし、ここ最近ドドっと入荷したらしい。

お店の人と話しつつ、首が折れるほど傾げに傾げて悩み抜いた結果3本と1本をお持ち帰り。

ゆず酒は完全な気まぐれ。

3本とも(たぶん)新酒ながら、それぞれ個性が被らないよう選んだつもり。残り2本はまた後日。


どれから行こうかな~と思って、天の神さまの言う通りにしたら榮川(えいせん)に決まりました。

産地は福島。
他には冩楽や奈良萬、笹政宗などのお酒が知られています。冩楽美味かったです。

お店の人いわく、なんかこの榮川がインスタの日本酒界隈で話題らしいんですけど…"陽"のキラキラSNSのことはよくわかんねーんで…適当に相槌🥹


軽く調べてみると、酒の違いによって絵の具をこぼしたようなラベルの色違いがあるようです。

ジャケ買いは正しい行い。僕もよくやります。

ちなみに僕が手に取った紫色は新酒の生原酒です。

生酒と原酒の違いがパッと出てきませんでしたが、前者は加熱処理をしておらず、後者はアルコール度数を調整するための加水処理をしていないお酒です。(受け売り)

加水をしてない都合で、原酒は度数が16~20%くらいと高くなりがちです。が、この榮川は身構えるほどアルコールがカーッと来る感じはありません。気にせず飲みましょう。

ちなみに生酒は飲み口が軽やかというかみずみずしく、飲みやすい傾向があります。甘め綺麗めというよりは甘酸っぱいような口当たりが多い気がします。たまに微炭酸。


生酒ってラベルに書いてるか、
シールが貼られてるのですぐわかります。


今回の榮川の生原酒は、生の原酒なので
"加熱処理をせず加水調整もしない、もろみを搾ったままを瓶詰めして出荷されたお酒"です。


今回の榮川はフレッシュな口当たりの後にじわっと広がるジューシーさが秀逸。

飲みやすさ軽やかさに振りすぎず、米の旨味もしっかり味わえるいい塩梅にできてると思います。生酒と原酒のちょうどいいとこ取りみたいな。

生酒は飲みやすくて原酒は少し日本酒に慣れた人向け、ざっくり解釈して貰えたらいい感じです。


ゴリゴリの純米酒くらいお米パンチが効いてるというわけではなく、飲みやすい系の味をそのまま濃くしたような感じ。重くはないけど、やや濃いめ。(伝われ)


ちなみに新酒と生酒は似て非なるものなんですが、それはまた次回にでも…。

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